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やられたらやりかえす

小中学部の新年度がスタートしましたが、中学受験コース(シリウス)は2月から新年度が開始され1ヶ月が経過しました。授業、復習、宿題、YTテストの週のサイクルができてきたころです。
その中で6年生は力学、電気などの物理系の学習が中心となっています(はっきり言って難しいです。逆に理解できると面白いのですが)。
電熱線の抵抗を計算しているときのことでした。「電熱線の抵抗は断面積に反比例する」という性質があるのですが、生徒達はなんとかそれを理解していたようです。ただ、今日解いた問題では「面積」でなく「直径」と書いてあったのです。今まで何問も解いてきましたがそれは全て「面積」でした。はっきり言って今回の問題は出題者の罠といえます。見事生徒達はひっかかりました。一見、性格悪いと思われがちですがこのステップは非常に重要な要素を含んでいます。問題を丁寧に読むことや原理をきちんと理解することにつながるのです。逆にこういった「やられた」という経験は記憶に残り次に生きることが多いのです。しかし、時間が経つと忘れてしまいまたやられてしまうことも・・・
ちなみに続く問題もひっかえの要素を含んだ問題で、2連続「やられた!」という生徒も。
「やられたらやりかえす」悔しい想いをテキストにチェックをつけて次こそはリベンジです。

教務 三橋