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価値ある過程を

皆さんにとって「安心」を想起させるものはいくつありますか?
家ですか? 学校ですか?
家族ですか? 友達ですか?
それとも好きな音楽でしょうか? 好きな本でしょうか? 好きな言葉でしょうか?

いろいろあるかもしれませんね。

そもそも「安心」っていったいなんでしょう?
「心が安らぐ」と書いて「安心」となります。

では「安らぐ」っていったいなんでしょう?
調べてみると「穏やかになる」ということだそうです。

では穏やかになるには…
私は「いつもの自分になること」だと思うのです。

なんでもいいんです。
「安心」が想起されるものを近くに持っておけば、いつもの自分になれるんです。

私たちは生徒たちに「塾がそれです」と言ってほしいのです。

いよいよ私立前期入試が始まり、私たちスタッフは各学校に応援に行きました。
応援に行っても、合格が保証されるわけではありませんが。
じゃあ、なぜ…?

一生懸命応援したからといって、自分の学校の野球部が甲子園で優勝するとは限りませんよね。
では、なぜ多くの人はスタンドに駆けつけるのでしょう?
なぜ声が枯れるまで必死になるのでしょう?
みなさん、どうお考えですか?

「優勝するための応援」ではないんです。
「精一杯の気持ちを届けたい」そのための応援なんです。
「大丈夫だ! 振り返ればみんながいるぞ!」と、戦いに出る選手たちの背中を押すように。

実は、本当の「安心」は…
「「いつもの自分でいいんだ」と感じさせてくれる人がいること」
なんです。私は強くそう思います。

「いつもの自分で頑張っておいで。頑張るあなたが一番素敵なんだから」
そういうエールなんです。応援はきっと。

入試の日に応援に行ったって合格するかどうかはわかりません。
にもかかわらず、なぜ行くのでしょう?
もう、答えはお分かりになると思います。
みんなを認めに行くのです。そして、いつもの自分で頑張っておいで、と勇気づけに行くのです。

合格はあくまで結果。
私たちが一番に重きを置くのは、「そこに至るまでの過程」です。
価値ある過程があるからこそ、生徒たちは大きく成長するんです。

いよいよ入試期間がスタートしました。
ここから約1か月の長期間になります。
価値ある過程を進んでいけるように、私たちはサポートしていきたいと思います。

(内田)