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結果から何を学ぶかは自分で決められる!

山口先生の代講で中3数学の授業をやりました。
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3年前から中3の授業を持たず小学生ばかりの授業になったので、久しぶりの授業にウキウキしとても楽しい1日でした。

この時期、受験生たちが気になるのは、やっぱり成績。
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たくさんのテストがあります。
模試や過去問など大きなものから、科目ごとのテストや漢字テストなど・・・
テストの結果は自分にどんな影響を与えてくれるのでしょう。

テストが自分に何をもたらすのかは様々です。小テストなら一喜一憂して終わることが多いでしょう。模試になると順位や偏差値、合格可能性判定も出るし、過去問ではズバリ合格最低点との比較をすることになります。

さて、これらの結果は自分自身に何をもたらすでしょうか。何が変わるのでしょうか。
もちろん、結果を判断材料として目標(志望校)を考えることもあるでしょう。でも実際には模試の結果によって目標を変えることはそう多くはないと思います。
中学入試ならば1月入試と2月入試、高校入試ならば前期日程と後期日程のように分かれており、前半の出願先はほぼ決まっていることが多いからです。つまり、すでに目標は決まっていて、テストは目標を目指す上での一つの指標に過ぎないことが多いわけです。

ではテストから得られるものは何でしょう?
一つは感情です。
正解したときの嬉しさや、不正解だったときの悔しさ、わかったときの感動、ミスしたときの情けなさ。さまざまな感情は、自分が目標に向かって走るための原動力となります。
なかったことにして目をそむけるなんてもったいない。大いに感情を抱くべきでしょう。

二つ目は、振り返りによる、自分の伸びしろの発見です。
反省すべき点、改善すべき点を探す、次につなげるために振り返る。なぜできなかったのか、なぜ点数が上がらなかったのか、理由を考えるきっかけになります。浮かれて安心したり、落ち込んで目をそらしたりしてはもったいない。結果を素直に見つめるべきです。

結局、「結果から何を学ぶかは自分で決めることができる」のです。
よい結果だったとき、それを続け、さらに上がるべく気を引き締めるのか、よくない結果だったとき、現状を見せてくれたと前向きに受け止めるのか、成功も失敗も、そこから何を学ぶかは自分次第なのです。


結果はもう過去になってしまったもので、そして過去は変えることができません。
過去をいかし未来につなげるには、なるべく具体的な行動を決めることが大切です。
具体性のないこと、後まわしにしたこと、それはきっとやらないままになってしまいます。

「何をやるか」「いつやるか」を具体的に決めよう。
できるようになると信じ、「できるまでやる」と決意しよう。

結果に蓋をしてしまわず生かすなら、テストの結果は、きっと目標への階段になるはずです。
がんばれ受験生!

中学受験事業部長 福田