中学生の定期試験が一通り終わりました。
各中学校とも、いつも定期試験で1番を取る生徒がいます。
そういう子に、周りの生徒はこぞって「あの子には絶対勝てない。」って言うんです。
「勝てない」と思う原因はなんでしょうか?
その子の頭がいいから?
その子って、いわゆる「出来のいい子」なんでしょうか?
そこで、その子が貸出ワークをどれくらいやっているのかちょっと見てみました。
1枚目
2枚目
貸出ワークの冊数がダントツで1番です。
つまり、トップを取る子は、常にだれよりも努力してるんです。
逆に言うと、努力すればだれにでも勝てるチャンスがあるということです。
それでも、「あの子には勝てない」というなら、
「あの子ほど努力できない」に置き換えて考えてみましょう。
本当に?
いつも「もうこれ以上できない」というほど努力してた?
まだまだ改善すべきところがあるはずです。
そして、その努力する過程が、成長するために最も必要なところ。
今回の歴史や数学の範囲は社会に出て、
二度と触れることはないかもしれません。
ではなぜ勉強するのか。
結果ではなく、その努力の過程の中で得るものが必ずあるからです。
自分を客観的にみることや、苦手なことに挑む気持ち、できた時のうれしい気持ち、全部が養分となって、
大人になったとき、大輪の花を咲かせると私は信じています。
だから今日で「あの子には勝てない」は卒業です。
(教務 糸日谷)