この時期、中3生徒は「受験面談」なるものをやっています。
単なる三者面談とはちがんですよ。
誉田進学塾は、この面談を大事なターニングポイントと位置付けています。
で、何をしているのか?
狙いは2つあります。
「現実を思い知る」
と
「理想とするゴールに向かうための道をつくる」
の2つです。この2つをはっきりさせて、すっきりした気持ちで受験勉強に挑むようにしてもらっています。
なぜ現実を知らなければいけないのか?
→現在の自分の立ち位置を理解するためです。
なぜゴールへの道をつくるのか
→受験には「戦略」が欠かせないからです。
多くの生徒たちは、形にならないモヤモヤを抱えながら受験勉強を続けています。
そのモヤモヤははっきりしていないんです。
ただ、これだけはわかる。モヤモヤの正体は「不安」だと。
ならば、その「不安」を解消すればいいのでは?
そうです。それができれば簡単なんです。
「形にならない」不安ですから、厄介なんです。
「あぁ、つまりこうすればいいのね」と、その不安を自分のコントロール下におけないですから。
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ちょっと話を変えちゃいましょう。
たとえば、どこかであなたが転んでしまったとしましょう。
特に目に見えるひどい傷はなかったとしましょう。
しかし…
2,3日して、急に痛みが出てきた。
しかし、その痛みもずっとつづくわけじゃない。
しかし、油断すると激痛になる。でも、おさまる。
目に見える傷はないのです。
わかんないけど痛い。痛い場所がその時々であちこちになったら、どうしますか? どう対処しますか?
わからない…。
そう。わからないから不安になるんです。
病院に行けばなんとかなるかもしれませんが、もしその日が休診日だったら…ってね。
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何が言いたいかというと、「不安」は「情報不足」から始まるんです。
痛みの原因がわからないからこそ、過度に心配してしまうものなのです。
受験もそうです。
「不安だけど頑張ります」でやっていけますか?
それはきついですよ。
受験を頑張るはいいけれどさ…
その学校の合格最低点は知っていますか?
その学校の偏差値は知っていますか?
自分の偏差値との差はわかっていますか?
偏差値を1上げるのにどのくらいの点数が必要かわかっていますか?
それをわかっているのなら、各科目でどのくらいの点数を取ればいいかわかっていますか?
その点数を取るなら、問題はあと何問とればいいかわかっていますか?
上記にある質問に全て答えられますか?
答えられるほどに情報を得ようとしましたか?
結局はここなんですよ。
受験は頑張れば合格しますか?
いいえ。
情報を豊富に持ち、効果的な戦略を立てて実行した人間が合格するのです。
もちろん、努力は当たり前ですが。
別に、ここに書いたことは受験以外でも当てはまります。
仕事をし始めて、慣れるかどうか不安なら、その会社のことを全て理解できるほどの情報を得ればいいんです。
そして、その情報を利用して、自分のレベルアップにつかっていけばいいんです。
だからね。
「不安です」というのは、私からすると言い訳にしか聞こえない。
「理解する努力をしていません」というのとおんなじだからね。
全て、自分がどうとらえるかです。
受験は、勉強以外のことも試しているんですよ。
(内田)