記事一覧

敵を知り己を知れば百戦危うからず

今日はism大網の中3国語授業の風景です。
ファイル 1690-1.jpg
おや、いつもやんちゃな彼らがおとなしくしている!(驚愕)
ん、何やら真剣に解いている様子。
ファイル 1690-2.jpg ファイル 1690-3.jpg
今日はある私立高校の過去問に実戦形式でチャレンジしています。
英数も授業内ですでに実施済みです。

さぁ、このうち何人が昨年度の合格ラインに届くことやら。

実は私たちは、この時点で何点取れるかはほとんど期待していません。彼らの力がまだ明らかに足りていないのは、実際に入試を研究して、普段から彼らに接している私たちにはよくわかっています。
では、なぜ今この時期に過去問にチャレンジさせるのか。

過去問は過去問。昨年度出題された問題が今年度も出題されることはまずありません。学校ごとの傾向も研究の必要があるとはいえ、変わる可能性はあります。ですから過去問だけを勉強しても意味がありません。

ですが、実際の入試を本番に近い形で体験することによって、入試で要求される力がどれぐらいのものなのか、それに対して今の自分に何が足りないのか、これから何を身につければいいのかがはっきりします。今は全然届かないでしょう。でも、課題を明確にした上で勉強し、そしてまた別な年度の問題にチャレンジした結果、どのくらい差を詰めることができるか、そしてそれでもまだ足りないものを次の課題にして…。

中学3年生になればだれでも自動的に「受験生」になる、そんなことはありません。ゴールに向けて動き出す、それが受験生のスタートです。夏を経て、そしてこの秋、満を持して受験生としてのスタートを切る彼らを、私たちも全力で応援します。

【教務 森賀】