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研ぎ澄ますこと

苛酷と思われるような時間を過ごし続けると、神経が鋭くなってくる感覚があるんです。

苛酷、というとマイナスなイメージが浮かび上がってきてしまいますが、そういうわけではありません。

自分の予想以上の負荷をかける、ということです。

部活などの練習で考えるとわかるかもしれないですね。

素振りをする。
友達が100回振っているから、自分は200回振る。
友達が1年続けているから、自分は2年続けてみる。

毎日やる。同じと思われるようなことを何度もやる。

すると、目の前に投手が浮かんでくる。
投げるボールが見えてくる。
そのボールを打とうとしてバットを振る…

ボールを打つようなイメージを続けると、さらなる変化が出てきます。
ボールのどのあたりを打つべきなのか。
高めか、低めか。

打ってみた。どのように飛んだか、どこへ飛んだか。

同じように見えるような行為でも、いろいろなことが浮かび上がってきて、意味のある行為になる。
そこまでやれて、「効果のある練習」になる。

無意識にイメージが浮かび上がってくるくらいやっているか。
やっていると、ものすごく神経が研ぎ澄まされている感覚を覚えるのです。


問題を解いている時でもそうです。
単なる解く作業で終わってないですか?
入試のイメージは浮かんできていますか?
詳細は分からないにせよ、そういう現場が頭に浮かんできますか?

現在やっている5科の演習は、その練習でもあるんです。
神経を研ぎ澄まして、1点でも多くもぎ取る。
その感覚を持てるようにね。

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中3生諸君、ここが正念場です。
これからもがんばっていきましょう!!

(内田)