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受験生の姿

昨日、9月駿台模試がありました。
この時期の中3は不安だらけです。

「今やっている勉強法でいいのか?」
「国私立型英数国を進め始めなければいけないが、理社がまだ完成していない。理社をそのままにしていいのか…」
「なかなか成績が安定しない。どうしたらいいの?」
「今のままで第一志望校に受かる気がしない…」
など、数え上げればきりがありません。

しかし、受験生は皆そのような不安を抱えています。
勉強をしているから。受験に向かって頑張っているから。
だから、このままでいいのか?もっと他にやり方があるのではないか?と不安が出てきます。
何もしていなければ不満はあっても、不安は出ててきません。

模試の自己採点も「すぐに自己採点して、結果の見通しをつけてすっきりしたい!」と思う生徒がいれば、「怖いからやりたくない…」と思う生徒もいます。
中2までならそれでも何とかなるかもしれません。

しかし、中3は違います。
入試日は待ってくれません。一日過ごすたびに、入試までの期日が減っていきます。
一日足を止めたことによる結果は今ではなく、入試の合否として返ってきます。
だから、模試の自己採点はその日のうちに。直しは少なくともその週のうちに。
早めに終わらせてしまう方がよいのです。
模試で間違えた問題は入試でも間違える問題です。
ケアレスミスだから、本当はできる問題と思う問題も、入試で同じケアレスミスをしていれば結果は同じです。
今、何ができていて、何ができないのか?を明確化できるのが模試の良いところです。
模試で間違えた問題を解き直し、類題を解けるようになれば、今持っている穴の一部は確実に補完することができます。
今見つけた穴は、今ふさいでしまうのが一番です。

目標があり、それに向かって頑張っているときはたくさんの不安を抱えています。
しかし、その不安を抱えながら、それでも進んでいくことでえられることはたくさんあります。
このような経験は小学生の時、中1中2のときにはできない経験です。
今しかできない、得難い経験です。

昨日行われた、駿台模試の自己採点表を提出した生徒は土気教室中3、35名中半数ほどでした。
まだ自己採点をしていない場合はすぐにやってしまいましょう。
成績は浮き沈みがあるものです。
最後に笑うことができればそれでいいのです。
一回一回の模試結果をかみしめながら、とらわれることなく、今やるべきことをやっていきましょう。
応援しています!

(土気教室副教室長 森山)