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これからの予定

6月となりました。
梅雨の時期ではありますが、中学校にとっては定期試験の月という方が印象深いでしょうか?
中学生はこれから前期中間試験、1学期期末試験を迎えます。

中3にとっては定期試験勉強=受験勉強です。
入試の範囲は「中学校全範囲」と言っても中3で学習した内容が多くなります。
そのため、中3の定期試験はまさに入試の範囲を短く区切って受験しているようなものです。
8か月後には入試を受けている中3だからこそ、手を抜くことはできません。

中2にとっては内申で差をつけるチャンスです。
内申点は定期試験の結果が大きく影響します。
しかし、中2は部活、学校活動、友人関係と楽しいことが多い時期です。
自然と勉強以外のことへ関心が移っていきます。
もちろんそれが悪いというわけではありません。
打ち込みたいことがあるなら、精一杯打ち込むのもまたありです。
勉強も他のことも頑張るのが理想です。
が、理想は理想。現実とは少し違います。
興味関心の対象が多い反面、受験への危機感が薄くなるのが中2です。
中2は大なり小なり勉強への意識が薄れる時期です。
だからこそ、中2の時期、ここぞ!というタイミングで勉強をがんばると周囲と差をつけることができます。
そのタイミングが定期試験勉強です。
真ん中の学年だからこそ気が抜けません。

中1は言わずもがな初めての中学校です。
中学校への入学を機に、生活時間帯や部活での先輩後輩関係、塾の授業時間、友人関係などあらゆるものが移り変わりました。
入学から2カ月がたち、慣れてきたかな?というのが今の時期だと思います。
そもそも定期試験は何のためにやっているのか?それに影響される内申点とは?定期試験の難易度って?試験の範囲はいつわかるのか?そもそも、準備って何をいつからするのか?
…など疑問はいろいろです。
言葉で概要を聞いても実際にやってみなければ勝手はなかなかつかめません。
定期試験勉強で最も重要なのは「準備(勉強)の仕方を身につけること」です。
目標を定め、その中で自分の得意・不得意を見極め、目標達成のためにはどの科目をどれだけやる必要があるのか計算し、いつどの科目をどの順番でやるのか計画する。
定期試験勉強でやることはそのまま受験勉強にも当てはまります。
しかし、このようなイメージ力と計画性、実行力は受験生になったから身に着くというものではありません。
だからこそ、中1から定期試験勉強を通してその力を鍛えていきます。
初めての学年だからこそ、気を抜く暇がありません。

と、学年ごとに書きましたが、お伝えしたいことは1つだけです。
「定期試験は大切だ」ということです。
将来、受験を通して成長するために。

多くの中学校ではこれから定期試験勉強が始まります。
前期(1学期)中間が終わっても、前期期末、後期中間・期末(二学期中間・期末、学年末試験)がある、まだ挽回のチャンスがあるのが定期試験のいいところです。
点数も重要ですが、何よりもどうやって勉強したか?と次回はどうしたいのか?を保護者の方には見ていただければと思います。

(土気教室副教室長 森山)