この前の日曜日、高校のときのクラス会を開催した(幹事だったので)。
そこでの、担任の先生からの「時をかける贈り物」♪の話
卒業式の日に先生がカセットレコーダーをお持ちになり、ひとり一人スピーチを録音。今回、そのカセットを修復してデジタル化して一部披露した。
(残念ながら後半しかなく、先生に残りを探していただいたのだが、当日そのお預かりしたテープは90分間のホワイトノイズ...)
ただ、先生の最後のお話しは貴重にも残っていて、閉会間際にサプライズでみんな披露。
昔のある映画の「昔の思い出を訪ねていく物語」のエピソードを引き合いにされて「君たちも将来、高校時代を懐かしんでここを訪ねてくることがあるかもしれない。でももうそのときにはこの"おんぼろ校舎"もなく、生徒たちは当然だが、先生たちも誰一人知っている先生はいない。昔の思い出は何もかも残っていない。記憶として、みんなの心の中だけにある。年寄りは、すぐに昔は~と言いたがるが、君たちは若い。未来をみて生きなさい...」
ただし先生は昔のTVの熱血先生のようなタイプではなく、とても温厚な方で、照れたようにすぐに続けて、
「って、教師ってものはすぐ説教じみた話をしたがるんですねぇ~、それじゃあ、片付けて帰りましょうか」
とお話しされて終了となった。
この録音を聴いた後、先生は「卒業式のときにこんな話をするなんて教師失格ですね、素直におめでとうと言うべきでした」とおっしゃったが...、
「タイムカプセル」で、ときを越えて、この日にみんなで聴くためにお話しされた、と考えると非常に感慨深い講和。
当時は全く理解できていなかっただろうが(その証拠に全く記憶がなかった)、今だからこそその本当の意味がわかる教えだった。
我らは、まだまだ若い、みんな未来をみようよ♪
と、幹事として後を受けて会を締めくくった!
昔に戻るタイムマシンはないけれど、未来へ志を送るにはタイムマシンは必要ない♪
未来に振り返ってみたときに、あのときがあったから!と言ってもらえるような、そして未来にはじめてその意味が正しく理解できるような、そんな本物の教育を目指します!
頑張ります!