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[巻頭言2012/01より] 磁場!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2012年01月号)

磁場!

 塾業界の会合はもちろんだが、異業種の方などが集まる経営者セミナーや勉強会にもよく参加する。規模の大きいものでは千名規模。年に一度は3千名が出席する会にも参加する。そのような会では、参加者同士の意気込み、志によって場の空気感が変わる。まるで一つの大きな磁場が働いている空間、瞬間を体験するようなときがある。

 入試が近づいてきた受験生たちが塾で必死に勉強しているときも、ひとり一人の頑張る気持ちが全体として大きな磁場となっている。個別指導の塾を経営している方々が(業界も注目するような個別指導塾の経営者たちだが)口をそろえて個別は伸びないという(もちろん大きな声で表だって発言はしませんが...)、最大の理由ではないだろうか。ひとり一人にカスタマイズして効率よく対策しているように見えるかもしれないが、問題を根本的に解決するのは、どう対処するかではなく本人が解決しようとする意気込みだ。そしてそれはともに同じ目標を目指す仲間たちと切磋琢磨することで磨かれる。

 ご家庭でも保護者自身が自ら何かにチャレンジする志をお持ちいただきたい。子供が、未来が素敵だと信じられるような磁場をともに作りましょう。

※この内容は2012/01塾だよりに掲載したものです。
 成果は、心×質×量で決まると考える。これは勉強だけでなく、人の為すあらゆる行為に対しての公式ではないだろうか。
 この中で心の成長を促すことが一番手間と時間がかかる。だが、一たび心が大きく伸びれば、成果は飛躍的に高まる。
 この心を磨くことに対して、集団による場の力が大きな力を呼ぶということかもしれない。一人では一人の成長の分しか伸びることができない。お互いによい影響を及ぼす集団の中では、一人の心の成長が周りの成長を促す。そしてその影響をうけて成長した周りから、逆に影響を受けかえして、また成長する。成長の連鎖反応が起きて、幾何級数的に増大するということなのだろう。
 子供たちが切磋琢磨することで、よい成長を促す強い「磁場」が作れるように、その磁場を作るスタッフたちが強い信念で仕事に向き合えるような「磁場」をつくることが使命と考える。
 夏期講習直前だ。今年の夏が熱い夏となるように、頑張ります。

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