記事一覧

[巻頭言2022/02より] 受験は団体戦!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2022年02月号)

受験は団体戦!

 入試時期に第6波が押し寄せてきた。これを書いている時点では、先の流れは見通せないが、いずれにしても厳しい感染状況で入試に立ち向かうことになる。感染防止に努めながらも、学力を伸ばすことをしっかり続けていくことは言うまでもない。とくに受験生に対しては、昨年の同じ時期の第3波の経験を活かして、本番で力が発揮できるように「心」の指導も、最大限に努力します。
 「心」の指導、と、これは敢えて書いた。入試本番の日だけ、受験勉強で積み重ねてきた本人の力を超えた特別な力が発揮できることはありえない。持っている力を出しきるだけでもなかなか難しい。だから、一発勝負のやり直しの効かない場では、ここ一番で力を出しきる「心」の訓練、即ちメンタルトレーニングをしておくことが大切になる。それには、メタ認知能力が関わる判断力、危機管理力というようなものも含まれる。その訓練をしていても練習は本番ではない。よほど力に余裕があるようなときでなければ、「初めて」の一発勝負では力を出しきれない。できれば本番のために、本番の経験を多く積むことが一番であろう。
 しかし、ただ経験を積めば解決できるわけではない。適切な振り返り、つまり力が発揮できなかった課題点を正しく見つめるためのフィードバックが不可欠。課題に対して具体的な「心」の改善をしなければ、成長する機会にはならない。
 そのために私たちは、解答速報や分析のスピードを非常に大切にしているが、受験生にとってその認識を一番効果的に与えてくれるのが仲間の存在である。それは自分が発揮できた力の相対的な座標を知ることだけに留まらない。一緒に切磋琢磨してきた仲間だからこそ生まれる、頑張ろうという気持ち。私たちは、長く多くの経験からその重要性を確信している。受験は団体戦!! 頑張れ受験生!

 今年もやります! 千葉テレビ「公立高校入試解答解説」を今年も生放送で担当します。受験生たちへの励みになるよう頑張って準備します。ご期待ください。

※この内容は2022/02塾だよりに掲載したものです。
 「受験は団体戦!」
 今年の受験は、首都圏全体で志願者増加の傾向が顕著にでた難関中学入試、制度改革2年目で難関公立高校の倍率が大きく上昇した高校入試、そして共通テスト2年目で大幅に難化した大学入試、どれも難関受験生にとっては厳しい入試だった。
そういう苦しい場面に直面したときほど、仲間の存在の差は大きい。
 そして、ちょうど今は次のステージでのスタートダッシュに向けての時期である。そのときに差がでるのも仲間の存在だろう。
 ともに、自分に厳しく、競い合い磨き合ってきたからこそ生まれる真の意味での仲間。その真の仲間に出合える「場」として機能するように、今年度も努力します。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
https://www.jasmec.co.jp/cgi-bin/blog-diary-kanopen0/blog-diary-kanopen0-tb.cgi/575

トラックバック一覧