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ビオ=サヴァールの法則について

おはようございます。
八千代緑が丘校の轟です。

昨日のブログで、東大物理 2025 第2問 Ⅲ
の別解として、ビオ=サヴァールの法則を用いて、
円形コイルを貫く磁束密度Bを用いました。

前回のブログはこちら↓
https://www.jasmec.co.jp/cgi-bin/blog-diary-open1/diary02/blog-diary-open2.cgi?no=4923

ビオ=サヴァールの法則について、東進の授業で
少し学んだけれど、忘れてしまった方や、
そもそも、まだ学んでいないという方も
いらっしゃると思います。

そこで今回は、簡単に『ビオ=サヴァールの法則』について
ご紹介したいと思います。

ファイル 4927-1.jpg

磁場の中を電荷が動くと、電荷はローレンツ力を
受けます。
逆に、動く電荷である電流は、磁場を作り出します。

1820年に、ビオとサヴァールは電流により作り出される
磁場の大きさを実験によって測定し、定式化しました。

その定式化した式のことを『ビオ=サヴァールの法則』
と呼びます。

ファイル 4927-2.png

↑の図のように、経路Cに沿って電流が流れるとしたとき、
経路Cから離れた点Rに作る磁場での磁場を考えます。

ここで、経路C上の点rからr'+dr'までの微小経路上の
電流Ⅰが、位置Rに作る磁場は、以下の式で表されます。

ファイル 4927-3.png

この式が、『ビオ=サヴァールの法則』です。
ちなみに、「×」の記号はベクトルの外積を
表しています。

微小な磁場dBを全ての経路上の微小区間について
足り合わせることで、電流が作る磁場を計算する
ことができることを『ビオ=サヴァールの法則』は
述べています。

ファイル 4927-4.png

『ビオ=サヴァールの法則』から、回路の流れる電流が作る磁場は、
回路の色々な場所での電流が作る磁場が足し合わされて生じている
ことがわかります。

ファイル 4927-5.jpg

今回は、『ビオ=サヴァールの法則』について書かせて頂きました。
これをどのように活用して、円形コイルを貫く磁束密度Bを求めたのか、
そこが一番気になっていると思いますので、明日のブログで
書かせて頂きたいと思います。

では、今日も皆さん、良い学びとなりますように~♪

(八千代緑が丘校 轟)

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