記事一覧

大学選びのポイント:個別の大学を調べる [後編]

おはようございます。
八千代緑が丘校の轟です。

今回のブログでは、昨日に引き続き、
志望校の選び方についてのポイントをご紹介致します。

③就職や大学院進学の状況
まだ大学卒業後のことを考える余裕はないかもしれませんが、
就職状況や、大学が就職に対してどのような支援をしているか
についても調べておいたほうがよいと思います。

就職状況を見れば、自分の進みたい分野に卒業生が
どの程度就職しているかがわかります。

自分の希望する業界に卒業生の多くが就職していれば、
その分野を目指す学生が多く集まる可能性があり、
志を同じくする学生たちと切磋琢磨できるでしょう。

多くの大学が「キャリア教育」や「キャリア支援」に力を
入れています。

就職ガイダンスや企業で就業体験を行うインターンシップなどを
導入している大学も多いです。

大学を選ぶ際には、就職ガイダンスや説明会の回数、
個々の学生へのきめ細かいサポート体制などにも
注目しましょう。

資格が必要となる職種を考えている場合には、
資格取得のサポート体制についても調べておきたい
ところです。

コロナ禍により就職内定率は悪化していましたが、
終息へ向かった現在、徐々に回復の兆しをみせました。

2025年3月大卒者の就職内定率(2月1日現在)は前年度より
1.0ポイント上昇し、2 月時点の調査を開始した1999年度以降で
過去最高の92.6%となりました。

多くの大学や文部科学省・厚生労働省が発表する就職率
(あるいは就職内定率)は、就職者数÷就職希望者数で
計算されています。

本来は卒業者数を分母にして計算すべきですが、
大学院進学や留学を目指している学生は
就職を希望しなかったとして就職希望者数には含まれていません。

さらに、就職が決まらずに留年する場合や、就職をあきらめて
フリーターになる場合なども、就職希望者に含まれていない
場合があります。

このため、就職率の数字だけで判断するのではなく、
実際に就職した人数や就職先についても確認した方が
よいと思います。

<就職(内定)率の推移(大学)>
ファイル 4904-1.png

最近では、理系を中心に卒業後に大学院に進学する学生も多いです。
また、法学部出身者で弁護士などを目指す場合も法科大学院に
進学する場合が多いです。
2020年度から「法曹コース」が創設され、法学部3年生で一定の成績を得れば、
法科大学院に入学ができ、計5年で司法試験が受けられるようになりました。

また、大学によっては、学部の4年間と大学院修士課程の2年間を合わせた
6年間の一貫カリキュラムを導入しているところもあります。

理系の専門職や研究職の就職では、大学院の修士課程修了が
採用の条件になっている企業が増えていることもあり、
今後も大学院へ進学する学生は増えていくことが予想されます。

<東京大学部卒業者の大学院への進学率(2023年3月卒)>
ファイル 4904-2.png

④キャンパスの雰囲気、施設・設備の充実度
キャンパスの雰囲気も重要な要素です。
実際のキャンパスの雰囲気は体験しないとわかりにくいので、
立ち入りが可能ならば平日の授業を行っているときに大学を
訪問してみると良いです。
オープンキャンパスのときとは違った「大学の素顔」
を見ることができると思います。

また、図書館や実験・実習設備などの学習環境が
整っているかどうかも確認しておきましょう。
学食の価格やメニューを見てみるのも楽しいです。

大学内に大学生協が設置されていれば、学食・文具・書籍・
自動車免許・海外旅行パックツアーなどが、通常よりも安価で
購入できるので、確認してみるのも良いでしょう。

また、大学周辺の商店街などを散策し、どのような施設・店舗が
あるか確認するのも良いです。

大学は勉強だけをするところではなく、学友との付き合いやサークル活動
なども大学生活の重要な要素です。
授業以外で集まることのできるラウンジやサークルスペースが
充実しているかどうかも確認しておきましょう。

また、近年は各大学のサークルがそれぞれSNSを運用していることも
多いです。
よりリアルな学生生活が垣間見えるので興味があるサークルについて
チェックしてみるといいでしょう。

なお、大学によっては、学部によってキャンパスが異なる場所にあったり、
学年でキャンパスが分かれていたりする場合もあります。
体育の授業のグラウンドが離れた場所にあったり、クラブ・サークルの
活動場所が離れたところにあったりする場合もあります。

さらに近い将来にキャンパスの移転が予定されている場合もあります。
自分がどこに通うことになるのか、あらかじめ十分に調べておきましょう。


⑤教職員の充実度
教員の人数や年齢構成、教育・研究実績なども大学選びでは
重要なポイントとなります。
教員の人数が多いほうが手厚いサポートがあるといえます。
大学を選ぶ際の1つの指標として、教員1人あたりの学生数(ST比)を
比較してみるとよいです。
これが低い大学のほうが、面倒見がよくきめ細かい指導が期待できます。
通常、教員1人あたりの学生数は、国公立大学よりも私立大学のほうが高く、
理系よりも文系のほうが高い傾向にあります。


⑥留学プログラムの充実度
留学支援制度が充実しているかどうかも確認しておきたいところです。
日本人の学生の海外留学人口は年々上昇傾向にあり、2019年度には
107,346人が留学していたが、コロナ禍の影響もあり2020年度は1,487人に
激減しました。
2021年度には10,999人、2022年度には58,162人となり回復の兆しを見せています。

現在は、ビジネスの分野でも学問研究の分野でもグローバル化が進んでおり、
大学入学前は留学を考えていなくても、入学後に留学したいと考えるようになる
学生も多いです。

その際、留学先の大学で取得した単位が日本の大学の卒業単位とし
て認められるかどうかが非常に重要です。

これが認められないと、大学を4年で卒業することが難しくなります。

また、ホームページなどで海外の多くの大学と提携していると紹介されていても、
実際にはほとんど留学の実績がない場合もあるので、実際に何人くらいが留学
しているかも確認した方がよいです。

さらに、留学費用について大学のサポートがあるのかどうかも重要です。
留学は可能だが、費用は全額自費で賄わなければならないという大学
もあります。

なお、海外留学の奨学金制度もあります。
学生交流に関する協定等に基づいて、派
遣先大学等に8日以上1年以内の期間派遣するプログラムを実施する場合、
資格・要件を満たす学生に奨学金を支援する制度です。

各大学が対象学生の募集及び選考を行い、日本学生支援機構に申請することに
なっています。

<日本人学生の海外留学状況の推移>
ファイル 4904-3.png

<大学等が把握している日本人学生派遣数の多い大学>
ファイル 4904-4.png
ファイル 4904-5.png

(八千代緑が丘校 轟)

=======================
新年度特別招待講習受付中!詳細・お申し込みはこちら!
<新高3、高2、高1>
https://www.jasmec.co.jp/toshin/event/shotaikoshu/

一日体験の詳細・お申し込みはこちら!
https://www.jasmec.co.jp/toshin/event/taiken/

<八千代緑が丘校 校舎紹介ページ>
http://www.jasmec.co.jp/koushaguide/pym.htm

YouTubeはこちらから👇
https://youtu.be/KOoM-l4YrOE

★Instagramやってます★
フォローお願いします👇
https://www.instagram.com/honshin_premium/
=======================