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【大学入試の基礎知識】学校推薦型選抜について

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

学校推薦型選抜は、2020年度まで推薦入試と呼称されていた
試験方式です。

受験者が出身高校からの推薦を受け、高校が発行した調査書と面接や
小論文などで合否を判定する試験方式です。

多くの大学では、合格した場合は必ず入学するという「専願制」として
いますが、他の大学に合格した場合は入学しなくても良い「併願制」を
設ける大学も増えています。

2020年度大学入学者選抜実施要項(文部科学省)では、
「出身高等学校長の推薦に基づき、原則として学力検査を免除し、
 調査書を主な資料として評価・判定する入試方法」と記載されていましたが、
2021年度入試からは、「原則として学力検査を免除し」が削除され、
調査書・推薦書等の出願書類だけでなく、総合型選抜同様に各大学が実施する
評価方法(小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、教科・
科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など)または共通テストの
うちいずれかの活用が必須化されました。

学校推薦型選抜は、大きく分けて
「指定校制推薦」と「公募制推薦」とに
分けられます。

指定校制推薦は、大学が指定した高校からのみ出願ができる方式です。
これは、高校と大学との間の信頼関係によって成り立っている制度であり、
推薦されればほぼ合格できます。

ただし、推薦できる人数(推薦枠)が限られているので、
推薦を受けるためには高校内での選抜に勝ち残る必要があります。

「公募制推薦」は、どの高校からでも出願できます。

通常は面接や小論文などで判定されますが、共通テストを課される場合も
あります。

また、高校1年生から3年生の1学期までの全教科の学習成績の状況
(旧「評定平均値」)が大学の定める基準を超えていることが出願の
条件となっていることが多く、部活動や生徒会活動、ボランティア活動などが
評価の対象になることもあります。

また、2021年度入試からは出願受付が11月1日以降、
合格発表が12月1日以降に変更されました。
入学前教育についても総合型選抜と同様に積極的な実施を求めています。


◆国公立大学の学校推薦型選抜
国公立大学の学校推薦型選抜は基本的に公募制推薦であり、
共通テストを課す大学が多いです。

また、過疎地の医師や教員の確保を目的として、大学卒業後に
その地域で就職することを前提にした「地域枠」や「地元出身枠」が
医学部や教育学部で実施されているところもあります。

さらに近年の傾向として工学部を中心に「女子枠」を設ける大学も
増えています。

学校推薦型選抜の募集人員の割合は、国立大学では2018年度の12.5%から
2025年度は13.4%に増加しました。

公立大学では、2018年度の25.5%から2025年度には28.2%へと増加しています。

↓国立大学の募集人員の推移
ファイル 4864-1.png

↓公立大学の募集人員の推移
ファイル 4864-2.png


◆私立大学の学校推薦型選抜
私立大学の学校推薦型選抜は、公募制推薦のほか指定校制推薦を
実施している大学が多いです。

また、私立大学の学校推薦型選抜(公募制推薦)では、
併願が認められている場合もあります。

通常の学校推薦型選抜のほか、スポーツ推薦、高度な技術や
技能が求められる特別推薦(いわゆる「一芸入試」)などもあります。

(八千代緑が丘校 轟)

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