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【大学入試の基礎知識】総合型選抜について

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

総合型選抜は、2020年度までAO(アドミッション・オフィス)入試
と呼称されていた試験方式です。

通常の学力試験による入試と異なり、受験者が
「大学が求める人物像(アドミッション・ポリシー)」に合致しているか
どうかで合否を判定する試験方式であり、2021年度入試からは、
各大学の実施する評価方法(小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、
教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など)または
共通テストのうちいずれかの活用が必須化されることとなりました。

学力の3要素を多面的・総合的に評価する選抜方式です。

ちなみに、学力の3要素は以下の3つを指します。
 ①「知識・技能」(基礎的・基本的な知識・技能)
 ②「思考力・判断力・表現力等」
  (知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、
   その解決に向けて探究し、成果等を表現するために
   必要な思考力・判断力・表現力等の能力)
 ③「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」

従来のAO入試は、慶應義塾大SFCが1990年に導入し、
その後急速に導入する大学が増加しました。

最近では、私立大学だけでなく国公立大学でも総合型選抜の
導入が拡大しています。

2025年度入試では、前年度より20校増え125校の国公立大学が
総合型選抜を実施しました。

国立大学の総合型選抜の募集人員の割合は、2018年度の4.2%から
2025年度には7.9%に増加しており、また、公立大学では
2018年度の2.5%から2025年度は5.1%とこちらも増加しています。

↓国立大学の募集人員の推移
ファイル 4863-1.png

↓公立大学の募集人員の推移
ファイル 4863-2.png

以前は、AO入試の募集開始時期に制限がなかったために、
学生をできるだけ早く確保したいと考えて募集開始時期を
どんどん前倒しにする大学が増加しました。

しかし「学生の青田買いにつながる」との批判が強くなったことから、
2011年度以降はAO入試の出願時期は8月1日以降に制限されるように
なりました。

2021年度入試の総合型選抜からはさらに遅くなり、
出願時期は9月1日以降、合格発表時期は11月1日以降と
なりました。

また、従来のAO入試では学力試験を行わなかったため、
AO入試で入学した学生の学力不足が問題となっています。

そのため、2021年度入試からの総合型選抜では、小論文、
セミナー受講のうえレポート提出、プレゼンテーション、
グループディスカッション、口頭試問、基礎学力テスト、
または共通テストなどで、学力を適切に評価することが
求められています。

加えて、入学前教育が積極的に実施されています。 

(八千代緑が丘校 轟)

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