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日本人だけど、国語って難しい

今日は森山先生の授業に潜入し、中2の国語を少し見学させていただきました。

ファイル 1592-1.jpg
題材は山崎正和さんの『生存のための表現』という論説文でした。
文章を全文載せるわけにはいかないので分かりにくいかもしれませんが…
↓ような問題がありました。

問3 ―線①「都を盆地の中に作った理由」として筆者はどんなことを考えているか。それを述べた部分を文中から70字以内で探し、初めの5字を書きぬけ。

当然―線①の後ろを探しますよね。
で、えーっと筆者の考えでしょー?と、見ていくと…
あったあった。「私の考えでは~」ってその後ろに書いてあるじゃん。

「これはそういう実利的な、あるいは現実的な自然条件によって、日本人が盆地を選んだのではなくて、盆地というものに対する独特の感受性があったから」

文字数を数えると、みごと69字。もうこれしかない。楽勝!
と初めの5字を書きぬくと…

ブブー、不正解。
なんだってー?!

実はその後ろに[ A ]があって、そこにある接続詞が入ります。
その後ろに次のような文章があります。

「日本人には盆地の中で、目前に山を眺めることによって自分の位置関係というものが明確になり、そこで初めて安心して落ち着けるような感受性があったように見えます」

[ A ]の前後の文章、どんな関係だかわかりますか?
後の文章が前の文章のまとめのような感じになっていますよね。
ということは[ A ]に入るのはまとめの接続詞「つまり」
「つまり」の後ろは意見をまとめているのだから、前の文章より重要です。
(実際の森山先生の解説とは違ってしまっているかもしれませんが…)

答えは「日本人には」でした。

これは難しい。できた人?
ファイル 1592-2.jpg
正解者数は、たった2人でした。

国語は生徒たちにとって、一番危機感のない科目。
日本人である限り、0点は取らないから。
しかし、1つの学問として国語を考えた時、実は非常に難しい。
今年の公立入試の国語の平均点は、前期48.5、後期55.9と難しかったですね。

保護者会でもそのように森山先生が話していました。

また、私(理系教務です)が思うのは、算数など他の科目の問題で悩んでいる生徒で
「それ、国語の問題じゃん。文章の意味がつかめてないから解けないんでしょ。」という時があることです。

「成績が全体的に低い」という方、まずは国語から始めていてはいかが?

(教務 佛坂)