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[巻頭言2009/06より] 本質的な力こそ

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年06月号)

本質的な力こそ

 県教委から2つの発表があった。ひとつは再来年春からの公立高校の入試制度の変更。これは前からお知らせしている通りのもので、正式に決定したということ。前後期二期制になり、現在の特色化選抜は廃止される。

 そしてもう一つは今春の公立高校の入試結果。5教科の平均点は222.9点。塾の速報分析の通り、難化傾向が一段と進んだ。入試制度の変更に対しての布石なのだろうが、しかしこれは高校入学に際して、本質的な学力とはこういう力だという一つの形を示そうとしていると考えると、とてもよい方向だと思う。そして現在の学力低下に対しての県教委の挑戦として、大いに期待したい(今年の点数はちょっとやり過ぎだろう考えているとは思うが...)。

 さて5月からスタートした学年教室別の保護者会「難関高校受験研究会Advanced Program」では、具体的な学習法や塾での学習の様子のご報告に加え、「子育てのヒント」も学年別に用意しています。ぜひご参加ください。

 (premium高校部では、ご要望にお応えして土気駅北口校の開校を予定しています。ご期待ください。)

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(難関高校受験研究会Advanced Programの様子)

※この内容は2009/06塾だよりに掲載したものです。
 前に (http://www.jasmec.co.jp/cgi-bin/diarykan/diary.cgi?no=515) 思わせぶりに予告したのが、この東進の土気駅北口校開校だ。
 地元の方は、よくご存じの通り当時は、駅の南口側のあすみが丘に東進本部直営の東進ハイスクール土気校がすでにあった。東進の規約では、至近距離の300m以内でなければ同じエリアに別の母体が校舎を作っても問題はない。だが、さすがにこれまで本部直営の校舎と同じ駅での事例はなく、前から計画はあったのだが、開校申請するまで少々時間がかかった。
 鎌取駅南口校で運営実績を積み重ねてきたことが認められて、無事開校。

 土気駅北口校、ご承知のように現在も頑張っています。
 (また当時のハイスクールの校舎は現在ismあすみが丘となっていることもご存じの通りです。)

[巻頭言2009/05より] 志

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年05月号)

 「難関高校受験研究会Special Program」、たくさんの皆様にご参加いただきありがとうございました。年々、多くの皆様に熱心にご参加いただいているので、今年も子育てのヒントになるように、そしてご両親での参加も多いので、仕事のヒントにもなるようにと特別講演の企画を工夫した。

 毎年繰り返しの話になるが、子育ては、とてもエネルギーと時間がかかる。責任は大きい。しかしだからこそ、「親というもの」は子供が成長することにともに立ち会える素晴らしいものなのだ。ぜひ本人が成長して乗り越えるという目標に向けて、高い志を常に持ち、お子様を応援していただきたいと思う。私たちはそのサポートを全力でやっていきます。

 このあと5・6月は、教室学年別で「難関高校受験研究会Advanced Program」を開催する。こちらは、具体的な学習法や塾での学習の様子のご報告が中心のものとなる。もちろん「子育てのヒント」も用意している。ぜひご参加ください。

※この内容は2009/05塾だよりに掲載したものです。
 この回は、これだけだと単なるお知らせですね(苦笑;)。
 保護者対象のイベントも、毎年いろいろと工夫しながら提供してきた。
 遥か昔(笑)の保護者会に始まり、この頃からの十数年間は、「難関高校受験研究会Special Program」と銘打ち、いわゆる入試報告会に加えて、保護者の皆さまのための「教育講演会」を開催してきた。
 できるだけ保護者の役割、そしてその素晴らしさをお伝えできるように講演者の人選と内容を工夫してきた。
 千葉では、さすがにすべての塾生の保護者が入る会場が少なくなってきて、会場が簡単に抑えられなくなってきた(年度初めに抽選など)。さらに、この年開催の写真の施設の閉館などもあり、最近は、参加限定したイベントに。そしてコロナ禍で、形を変えての実施になっている。
 また、環境が整い、大きな会場での開催できる日が来ることを願う。

 今、できうる最大限で努力していきます。

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この年の会場の様子、二階席までほぼ満員ですね。
 
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入試報告の様子

[巻頭言2021/07より]

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2021年07月号)

「もう一度生まれかわったら、また...」

 (この稿の締切の)今朝のニュースでアメリカのパデュー大学元教授根岸英一博士の訃報が流れた。ご承知の通り、2010年ノーベル化学賞受賞者である。予定していた原稿テーマを変更し、追悼の意を込め、その根岸先生の話を書いておきたい。

 古いブログを探しだしたのだが、2010/11/29に東大安田講堂で記念講演が開催された。記憶が確かなら受賞決定から授賞式までの間に一旦帰国された中で、最初の、たった一度の開催だったはずだ。その貴重な機会に、たまたま東大工学部大学院教授の高校同級生からの紹介で、その場に参加することができた。

 ご講演は、ノーベル賞の受賞確率の話から始まり、研究内容と、それに対してどう考えて成果を上げたのかという少し専門的な話。理系出身のためそれだけでも十分興味深かったが、一番強烈に記憶に残ったのが最後の質問へのご回答だった。

 「せっかくだからこれからを目指す若い人から」と参加していた学部生・院生からお受けになり、「もしもう一度人生をやり直せるとしたら」という問いに対して、「やっていくうちにうまくいく、こんな楽しいことはない、また発見で身体が震える体験をする若い研究者もたくさん見た。そういうことをやりながらお金を貰える仕事は余りない。もっと高額なスポーツ選手などもいるが、私はこの程度で十分。好きな化学をもう一度やる」とお答えになられた。続けて「有機化学はエネルギー、環境、食料問題解決に可能性がまだまだある。自分の年齢ではもうあまりできないかもしれない。だから、もう一度生まれ変わったら化学をやる」と締めくくられた。

 このときの感動を今朝の悲しいニュースで思い出した。そういう使命感を持って各分野で将来活躍するように子供たちを導きたい。根岸博士の生まれかわりのような研究者・リーダーが輩出する「場」に少しでもなれるように、頑張ります。

 (この時のブログ記事をWebSiteの公式blogに再掲載します。また、このご講演は現在東大から公開されているようで、そのリンクも紹介しておきますので、ぜひご覧ください。)

※この内容は2021/07塾だよりに掲載したものです。
 訃報の日に書いた記事。
 文末にある通り、もう少し詳しいエピソードは、このブログにすでに紹介した。
 (このリンクの中に5回に分けて書いています。ご参照ください)
 http://www.jasmec.co.jp/cgi-bin/diarykan/diary.cgi?date=202106

 もし、もう一度生まれ変わったら...
 また同じ道に進みたい、と言い切れるように頑張ります。
 いや、生まれ変わらなくても、今世で十分やり切りましたと言えるように、頑張ろう。

[巻頭言2009/04より] 「学力」とは何か?!

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Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年04月号)

「学力」とは何か?!

 入試を終え、さあ新学期と思っていたら、もう春期講習である。

 入試の詳しい報告は開催予定の「難高研SP」「難中研SP」に譲るとして、昨年も取り上げた入試問題の傾向について取り上げたい。 今年の公立高校の入試は昨年より30点程度難しくなった。昨年も30点程度難化しているので2年間で約60点難しくなったことになる。さすがにやり過ぎだろうから来年はいくらか戻るかもしれないが、それ以前までにはならないだろう。

 明らかに求められる学力の意味が変わってきている。知識を知っているのか、つまり何を学んで来たかではなく、これから何を学ぶことができる状態にあるかを見ようとしていると考えるとわかりやすい。物ごとを解決して達成する力、成功する力を持っているかどうか。その力を勉強によって磨いたかどうか。学力のとらえ方としてはとても好ましい方向に進んでいると思う。

 今回の難高研SP特別講演の原田隆史先生は教育界だけでなく、目標達成シート等でビジネス界でも注目の方です。子育てだけでなく新しい出会いとなると思います。ぜひご両親でご参加ください。

※この内容は2009/04塾だよりに掲載したものです。
 この年の公立高校入試の平均点は5教科222.9 点(500点満点)だった。これはもちろん史上最低。どの教科も40点台という驚愕の入試の年だった。
 前にも触れたが、特色化選抜の問題点の学科試験を受けずに高校に合格する生徒が多数になったことと、難関校の独自問題作問の負担を解消するために、2011年の前後期制へと移行するための布石だった。
 その変更以来の大きな変更となった今春の入試。前後期制廃止、一回入試に統合で、出題レベルの変化を予測していたが、易化で大きな変化がなく、入試時点では意外感があった。
 これは今考えると、既報の学校設定問題に「思考力を問う問題」の影響であろう。始めから難関高校での判定は、そちらを想定していたのではないか。コロナ禍で、千葉高校の設定が先延ばしになった結果だろう。
 前に書いた繰り返しになるが、入試で「思考力を問う」ことはよいことだ。
 ぜひ、思考力を磨くために、受験勉強を頑張るべきである。将来に向けて最も必要なことは、単なる知識の詰め込みではなく、知識に基づいて考える力だ。
 私たちは、その「考える力」を磨くためのメソッドを進化させることに全力を尽くすつもりだ。
 千葉高校レベルには、余り難しくはないのではとの憶測もある。どこまで思考力を問う形になるか、これから公表される出題方針とサンプル問題を注目したい。

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[巻頭言2009/03より] 特別の瞬間

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年03月号)

特別の瞬間

 この塾だよりが届く頃には、公立高校の一般入試の発表待ち、そして大学入試も終盤の発表待ちの時期となる。

 私たちスタッフにとっては毎年毎年の繰り返しだが、受験生にとっては二度とない特別の瞬間だろう。しかし運命が分かれる瞬間は発表のその瞬間なのだろうか。それとも入試を受験している時間か。

 人生の運命が分岐する本当の瞬間は、毎日毎日の日々刻々すべてだ。一見単調な、どちらに進んでも大差ないように見えるその瞬間瞬間をどう充実して過ごしたかで、運命は少しずつ分かれていく。そして大きな差になる頃にそれに初めて気づくのだ。いつでもすべて、今このときが特別の瞬間。二度と帰らない大切な時間であることに気づいて、充実して過ごしてほしい。

 premium高校部は新年度よりさらに進化します。
 さらに進化する誉田進学塾グループにご期待ください。

※この内容は2009/02塾だよりに掲載したものです。
 入試発表時期の内容で、相変わらず時期外れだがご容赦を。

 最後に、新年度ということで、高校部の進化について触れている。この年の3月に、初めての卒業生を送り出した。開校からの短期間の中で、みんな大きく成長してくれたが、残念ながら希望通りの結果が出ず、志を持って再挑戦する塾生のために、浪人生対象の本科生コースをスタートした。

 だが、実は...
 この開校2年目の年度途中の夏からの次の新しい計画が、すでにスタートしていた。この時点ではまだ公表できなかったのでこういう表現のみに。
 当たり前の話だが、このようにかなり前から計画を立て、準備、段取りをし終えて、発表しています。

 (この話の続きはまたあとの号で)

[巻頭言2009/02より] プロセス!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年02月号)

プロセス!

 入試シーズンが続いている。今年も県内の難関中学はさらに一段と厳しい入試となった。その中で塾生たちはよく健闘している。この塾だよりが届く頃には都内入試の真最中。よい結果がでるのを期待している。

 高校入試も、二極化で今年も難関高校だけが厳しい入試となっている。今年の塾生たちは大活躍。過去最高記録を更新する勢いで、難関高校を突破している。このあとの入試でも良い結果が出るものと確信している。

 昨年からスタートした高校部では、大学入試に初挑戦。今年の受験生たちは3月から高校部でスタートしたので、受験準備としての時間がとても厳しかった。それでも頑張って成果を掴もうとしている。

 どの受験生も持てる力を精一杯発揮して自分の力で成果を掴もうとしている。親が願っていたのは、単なる結果ではなく、本人が努力するプロセスであったはず。今その姿が目の前にある。ぜひその「姿」を承認してほしい。
 (今月から高校部も共通の塾だよりでご紹介することになりました。)

※この内容は2009/02塾だよりに掲載したものです。
 高校部がスタートした最初の年の受験シーズンの巻頭言。
 最初の頃は、高校部も1校舎でいろいろなオペレーションが軌道に乗るまで、毎週定期的に生徒がいる時間帯にずっと常駐してみていた。
 カウンターに座って、高校生たちの質問に答えたり相談にのったりの時間。コロナ禍で、あまりあちこち顔を出さないようにしているので、とても懐かしい。
 受験で結果を残すのは、本人の頑張りに尽きる。そのためには、規律を保てるやる気に満ちた「磁場」と、よき「伴走者」が必要だ。
 今ではスタッフたちが育ってその役を代わりに果たしてくれている。
 一番近い存在が一番力強い味方になる。

 頑張れ受験生。
 そして頑張れスタッフたち!

[巻頭言2009/01より] 次の挑戦

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年01月号)

次への挑戦

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 誉田進学塾は昨年秋、創立30周年を迎えることができました。皆様のご理解、ご協力に感謝いたします。

 昨年は高校部を新設するという挑戦を始めました。小中学部の教務力を下げることなく軌道に乗せるというチャレンジなので、まだまだこれから改善すべき課題がたくさんありますが、ここまで予定通り着々と進行しています。

 今年の挑戦は、それに比べればあまり大きな変化のないものに見えるでしょう。しかし進化しないことは停滞ではなく退化を意味します。今年は敢えて一つ一つの事柄の精度を徹底的に上げることを目指します。仮説、実証、検証、そして改善のループを繰り返して進化し続けることを重視します。

 それは子供たちの成長も通じることではないかと考えます。新年を契機に、リセットして0からやり直したい気分になるかもしれません。しかし、過去の失敗の経験に基づいて、より良い道を探すことが大切です。今まで経験したものを無にしないように、高い志を持って次に挑戦することを期待します。

※この内容は2009/01塾だよりに掲載したものです。
 気まぐれに、塾だより巻頭言バックナンバーを順にアップしているので、当然ながら季節感が変である(昨日は一年のちょうど真ん中の日だったそうなので、まあご愛敬ということにしてください)。
 ここで書いているように、日々の小さな進化の積み重ね(数学好きとしては「積分」と言いたいところ)が成果を生み出す。その結果を分かつ変化の瞬間は、外からは目に見えにくい非常に小さな変化(「微分」と言いたいところ(笑))かもしれない。それが時間をかけて大きな岩をも動かす力となるはずだ。
 「経営」という言葉の原義は、「日々の『営』みを『経』て目的・使命を果たすこと」だそうだ。その意味では「経営」するものは、会社だけでなく、個人や家庭などにも当てはまる。公教育では学級経営と呼ぶこともあると聞く。
 優秀な経営者とは、日々、組織の力を引き出し、掲げた目的地に到達させる能力に秀でた人ということになるだろうか。

 その原義通りの、経営者として頑張ります!

[巻頭言2008/12より] フィードバック。

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2008年12月号)

フィードバック。

先日、教育コーチング認定の更新研修を受講した。教務スタッフの認定グレードによって差はあるが、事前の課題レポートに加え、朝から7時間近くの実践セッションを中心にした研修だった。その研修の際、スタッフたちは、研究をより実りあるものとするために、協会の研修官に対して、さまざまな疑問をぶつけ、最後には研修そのものへのいろいろな提案をしながら進める形となった。あとで研修官に聞くと、今までにこのような積極的な形での研修をやったことがないとのこと。すべてものごとに対する真剣で前向きな態度と期待の表れ、スタッフたちを大変心強く思った。

 翻って考えてみると、保護者の皆様から、イベントアンケートや電話相談で、塾やイベントの運営に対して、貴重なご意見、ご提案をたくさんいただいている。さらには耳の痛いお叱りを頂戴することもある。しかし、それもすべては私たちに対する期待からくるお言葉である。大変ありがたいことだ。

 そう考えていくと、子供たちに対しても、教えるために怒る叱るではなく、本人が気づき進歩するためのフィードバックを返してやることはとても大切だ。フィードバックは、評価を一切排して、そのままを端的に返すのがよい。

 ただ単に、今の状態はこうなってるよと、本人に知らせる鏡のような役割だけでよい。ぜひ保護者の皆様の積極的な取り組みを期待しています。

※この内容は2021/06塾だよりに掲載したものです。
 塾は、ただ勉強の内容だけを指導するのでは、得られる成果は多くはない。
 昔は、ただ授業を垂れ流すだけの、いわゆるマンモス予備校が少なくなく、「お客さん」と呼ばれる、受け身でただ聞いているだけの生徒たちがたくさんいたはずだ。また大きな教室に生徒を大量に集めていた昔の塾も同じだったかもしれない。
 だが、徐々にそれでは成果が上がらないことが、生徒や保護者にもわかるようになり、顧客満足を提供できないところは淘汰されてきた(と信じたい)。
 私たちは、かなり昔から、指導するのは内容だけでないという本質を正しく理解して、生徒たちのやる気を引き出し、さらに自らやる気を創りだせるように成長させるメソッドに拘ってきた。このずいぶん昔の巻頭言でも、今も変わらない生徒を成長させるカギとなる考え方に触れている。

 この本質は、不変のもののはず。これからも、さらに進化させ続けていきます。

[巻頭言2008/11より] 30周年、ありがとうございました。

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2008年11月号)

30周年、ありがとうございました。

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 誉田進学塾は、今年10月、創立満30周年を迎えました。ここまで発展できたのは、地域の皆様、保護者の皆様のご理解とご協力、そしてなにより卒業生たちひとり一人の努力の成果のおかげです。ありがとうございました。

 30周年ということで、卒業生のみんなから近況報告をいただいている。へぇあの子がね、というよい意味での驚きの報告も少なくない。勉強に、学生生活にと活躍、そして社会に出てからも大活躍していてとてもうれしい。

 一方、高校部で生徒たちと話しているといろいろなことに気づく。高校部では、誉田進学塾出身でない生徒も通っている。その子たちと話してみると、今やっている勉強と、自分の未来がどうつながっているのか全く理解していない生徒がいる。勉強は大学受験のために我慢してやらなくてはいけないものととらえている。自分自身を鍛えることが自分の未来を輝かすもの、そして今を充実させるもの。新たなものに出会い、それを理解すること自体が素晴らしいものであること。それを伝えるのは先に生まれた人の役目といえる。

 スタッフ一同、新たな気持ちで、次のステップに進む決意である。
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※この内容は2008/11塾だよりに掲載したものです。
 創立30周年のときのものだ。このときは、卒業生たちが教室に集まれるイベントも開催し、懐かしい顔に再会したり近況報告を貰ったりした。
 その記事に写真も掲載されているが、改めて眺めると、卒業生として顔を見せてくれていた中に、現在、教務として活躍してくれている当時学生の2人が(別々に)写っていた。また別の記事では、公開模試Vもぎ全県1位を達成として写真掲載されている生徒も、今ではうちの教務として頑張ってくれている。
 こうして、歴史が積み重なっていくことで、私たちの目指す教育の志が受け継がれ、濃縮されていくことを改めて意識した。
 日頃、過ぎた過去を振り返る習慣がないが、たまには思い起こして決意を新たにするのも悪くない。

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[巻頭言2021/06より] 入試があるから?

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2021年06月号)

入試があるから?

 四国の塾・予備校はどこも大変なのだそうだ。と言ってもコロナの影響ではない。

 うちの塾は同業(異業種もだが)他社に広く門戸を開いて交流しているせいか、もともと各地の塾との付き合いが広い。コロナ禍で、あちこちと情報交換をしていて聞いた地方地域の教育事情、とくにその代表として四国の話を例に挙げたい。

 四国では、少子化の進行速度が上がっているそうだ。出生率減に加え人口減のダブル効果。対する公立高校再編が的確にできなかったせいか、入試倍率が低く競争が成り立たない。ある地域ではトップ校でも不合格は一桁、別の県のあるトップ校では定員160人に対して受験者150名。そのため受験勉強しなくてもなんとかなるという雰囲気が広まり通塾率も低下しているらしい。大学受験も同じ感覚で捉えて塾予備校に通う時期も遅く当然全国レベルでは通用しない。受験期に初めて現実に気づくが既に手遅れ、地元国公立大に受かる少数の生徒はよいが、たいていは地元の地方私大進学となるのだそうだ。あおりで四国の塾はどこも業績不振らしい。

 千葉県は早い段階で公立高校を再編したが、その後の変革が遅れ、今春、郡部の大半や都市部上位校以外の公立高校の多数が定員割れとなった。他人事ではない。

 だが、「入試があるから」「競争があるから」勉強する、でよいのだろうか。

 また、他塾経営者と話していると「受験のために我慢して勉強を乗り越える」とよく聞かされるが、その言い方には大きな違和感がある。もちろん達成のために努力することも価値があり、否定するわけではない。しかしそもそも「学ぶこと」は根源的に「楽しい」ことではないのか。未知のことが氷解する瞬間、できなかったことが、できるようになる達成の瞬間自体に、大きな喜びとやりがいがあるはずだ。

 学ぶことは無意味な難行苦行ではないはずだ。学ぶことに楽しく向かう子供たちを育てたいと願う。そう感じる生徒ほど人生の最後まで学び続けるに違いない。

※この内容は2021/06塾だよりに掲載したものです。
 少々舌足らずで、毎回だが、言いたいことがきちんと伝わるように書けていない。反省。
 この巻頭言はスペースの関係で字数に制限があり、ギリギリに内容を煮詰めて書いている。このブログでのバックナンバー再掲載の通り、近年は少しだけ字数も増えたが、もちろんまだ足りない。

 さて、一番お伝えしたかったこと、それは「受験のために」に「勉強」があるわけではないということ。受験のニーズがなくなったら、塾の経営は大変だということではありません(苦笑)。
 私たちの塾は、未知のものがわかる瞬間の感動とともに、知的好奇心豊かな子供を育て、どこまでも学ぶことを辞めない、知的に挑戦し続ける大人になってほしいと、日々挑戦しているつもりだ。学ぶことが好きになり、やり遂げる喜びを知って勉強すれば、成績や受験という短期的な結果は当然ついてくるはずである。どこまでも知的な根源的原動力で学び続け、解決するまで努力し諦めない人を育てることこそ長期的成果。
 少子化で、難関校以外は厳しい受験の競争が薄れてきたため、近年では「もう勉強は懲り懲りだ」と、いわゆる入学試験を受けずに楽をして大学生になるルートを選ぶ高校生も少なくない。
 一番重要なことは、本人の成長。受験を通して、自らの力で未来を切り拓くことができるよう成長することを目指し続けたい。
 保護者の皆さまがお子様に「受験がなくなったら、勉強しなくてよいの?」と、問いかけたとき、「勉強するのは楽しいから」と即答するような子に育ててほしいと願う。

 頑張ります。