Method for Essential Capability & Creativity

運営本部副本部長 三橋雅男

定期試験勉強って何やるの?

 誉田進学塾では、中学校の定期試験対策として、塾で各自の状況に合わせた自学自習スタイルで勉強をしています。定期試験に対する基本的な考え方は、「結果の出る自分なりの学習法を確立する」ことです。自分の状況(得意科目、不得意科目)と定期試験範囲の特徴(ページ数が多い、覚えることが多い、計算練習しないといけない、など)に合わせて、自分なりに計画を立て、塾でその勉強をするのです。当然ひとり一人課題は異なるわけですから、私たちスタッフが教室に入って、各生徒の学習の進捗状況を確認します。自分なりに勉強しているつもりでも、それが結果を出せる勉強になっているかのチェックが必要で、正しくない勉強法としてよくある「苦手教科を後回しにする」、「直しが適当(答えしか書かれていない)」などを、ひとり一人アドバイスしていきます。

 そして勉強面だけでなく、生徒の勉強に対するモチベーションアップも重視して指導しています。たとえば、勉強の進みが速い人をみんなの前で紹介します。すると、その本人自身もやる気が高まり、また他の生徒にも「自分は遅いからがんばらないと」とエンジンがかかってくるわけです。さらに勉強したい人には塾で貸し出し用のワークを何種類も用意しています。先日も大雪の中、わざわざワークを借りにやってきた生徒がいました。

 今ちょうど定期試験勉強期間なので、多くの生徒が、本来授業がない日でも塾にきて自習しています。いつも早くからやってくるAさんは「家だとなかなか集中できなくて。塾に来れば周りの友達も頑張っているし、負けないようにやる気が出るから」と話していました。定期試験勉強の進み具合は「Step Up Sheet」というチェックシートでひとり一人確認しています。このシートには定期試験での目標を書く欄があるのですが、Aさんのシートには「学年1位を取る!」と書かれていました。実はAさんのライバルが前回のテストで学年1位を獲得。負けず嫌いのAさんに火がついたのでしょう。同じ学校に通う高い目標をもったらライバルたちと競い合うこのような環境も、生徒のやる気にはかかせないのだと感じています。

 また、社会のノートまとめがただ教科書の文字を写すだけになっていたTくんに、先日あらためて、なぜノートまとめを行うのかを説明しました。「理社はまず、自分の中で要点を整理して、わかりやすくまとめることが大切なんだよ。そう考えると、このノートまとめはどうかな? 理社は図やグラフをつかって見やすく書いた方が頭の中で整理しやすくなるよ」 するとTくんは「わかりました!」と改めてまとめ直していました。Tくんもノートまとめのコツをつかんだようで、もうすぐある定期試験でどんな結果が返ってくるのか、今から私も楽しみにしています。

2014年3月


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