Method for Essential Capability & Creativity

教務 糸日谷礼子

「結果だけを目指すのではなく」

 塾では、成績によってクラスや席順を決めています。また、模試の結果や演習テストの結果は、すべて貼り出しています。つまり「塾の中で自分や友達がそれぞれどの位置にいるのか」が明白なのです。これは一見すると、学力によってその子個人を順位付けしているように見えるかもしれません。結果に対しての受け止め方はさまざまでしょうし、確かに、良い結果ばかりではないですからね。しかし、それらは大切なことを学ぶ機会でもあるのです。結果をありのまま真摯に受け止めること、自分より上位の友達を称えること、周りに鼓舞されること、自分もだれかを励ますこと…。どれも社会に出て生活していく上で欠かせないことです。「英語の偏差値をあと5上げる」塾の役割はそれだけでしょうか。偏差値は結果に過ぎませんが、その結果を掴むまでの過程の中で得られるものも、生きていく力になると信じています。私たちスタッフは、そこまで見据えて指導するよう心がけています。だから「英語の偏差値が5上がった」というのは、単に学力が上がったのではなく、その子の成長そのもの。そしてこういった成績という数字の中に、その成長を見ることができたときが、私たちのこの上ない喜びのときです。

2013年11月


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