Method for Essential Capability & Creativity |
土気教室副教室長 森山忍
「力」
自分の道を自分の力で歩く人を大人と言うのであれば、そのための力を身につけようとしている人を子供と言うのかも知れません。力と言うものはどのようなものであれ、一足飛びに身につくものではありません。子供はすぐに大人になるわけではありません。泣いたり笑ったり、苦しんだり喜んだりしながら少しずつ成長していくものです。
誉田進学塾で最も印象深いのは中3の夏期講習だと生徒たちは言います。おそらくこれは、初めて進路という自分の道をリアルに考えた時期であり、その選択を実現するための目標に向かって頑張れた時期だからではないかと思います。
夏期講習の最終日、泣いている生徒がいました。絶対に合格すると決め、頑張って準備してきた夏期演習で不合格だったからです。あと1問あっていれば合格でした。この悔し涙は同じ状況であっても、夏期講習前では流せなかったと思います。この夏期講習で泣くぐらい悔しいと思えるほど目標に向かって走ってきたということ、つまりこの夏期講習を自分の力で乗り越えてきたということです。
生徒たちはこれから入試本番に向かう中で、その時その時のハードルを乗り越えながら、高校入試という一旦のゴールを目指して自分の道を歩いていきます。最後まで自分の力でゴールに到達できるよう、精一杯応援していきたいと思います。
2013年9月