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1年記念日

今日でセントルシアに来て1年が経ちました。
2週間前にJICA総会があり、今までの活動を振り返りました。

不安の期待でセントルシアに到着し、
1か月のホームステイと言語研修を終え、
配属された持続的開発局。

スタッフから何をするように言われるでもなく、
放置状態だった3か月。

学校に飛び込みで授業をさせてもらえるよう依頼し、
週1で始まった小学校での環境教育。

中学校でコンポストを始めた年末。

学校訪問の準備に追われ、
定期的にコンポストも見に行って、
クリーンアップも毎月やって…

なんとなく忙しくなってきた春ごろ。

でも私の中には何かを成し遂げたような感覚はなく、
ボランティアとして、環境隊員として
セントルシアンの意識を変えることなんて
これっぽっちもできていないんです。

でもいつまでもそんなことは言ってられません。
もう期限は1年のみ。
もうやるしかないんです。

最近になってできた人とのつながり。
これが私のこれからの1年で挽回する助けになるでしょう。

これまでの1年が無駄だったとは思いません。
でも本当に頑張るのはこれからの1年だと思います。

やるゾ!!!!!!
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現地の友達がプレゼントしてくれました。

川口 恵

ニッポン

久しぶりに大学時代の友人と電話をしました。
気心知れた仲なので、私が海外に行くと行った時も、
驚いてはいましたが、すぐに納得して
快く送り出してくれた二人です。

彼女たちに
「もう日本では物足りなくなって帰ってこないんじゃないか」
と冗談を言われました。

確かにこちらでの生活が充実してきているので
もう折り返し地点か、と悲しく思うこともありますが、
日本が物足りないとは決して言えません。

だって、まだ日本を本当に知っている、
満足するまで満喫した、とは言えないのですから。
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セントルシアにいると日本の素晴らしさを痛感します。
「日本初上陸の○○国のレストランがオープン!」
「世界の秘境のような贅沢な景色が楽しめる温泉地!」
「○○という映画の俳優が来日!」

日本そのもの、そして海外のものまで
国内にいるだけで楽しめるんです。
今までいわゆる「流行り」に興味を持っていませんでしたが、
なんてもったいないことをしていたんだろうと思います。

ここでは隣の島国に行くにも
飛行機を乗り継がなければいけません。

セントルシア:近いものさえ遠い
日本:遠いものが近い
そんな感覚です。

日本のみなさん、日本だからこそできることを
とことん楽しんでくださいね。
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川口 恵

キッチンにて

学校は最終学期のテスト期間中。
ということで授業はないのですが、
今日はコンポストを作ったセカンダリースクールに行きました。

目的は調理科の生徒の試験にお邪魔すること。
調理試験中に生ごみを分ける実験をさせてもらいました。

試験は一度に4人同時に行われていました。
お題に沿って自分で考えたメニューを調理します。

今までは生ゴミもプラスチックなども
一緒のゴミ箱へ捨てていた生徒たちでしたが、
当日にお願いしたにも関わらず快く引き受けてくれました。
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時々忘れて混ぜて捨ててしまう子もいましたが、
声を掛けると次からは間違えませんでした。

生ごみ入れの場所、大きさ、その後片付け方法などを
考えて工夫すれば効率よく分別ができるのではないか
ということが、今回の実験でわかりました。

来学期は、どの学年の授業でも分別をし、
いずればレストランなどでも応用したいと思っています。
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食材を無駄にせずに使い切ろう!
という別の課題もありますが、
それができるのはもう少し先かなぁ…
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川口 恵

自然の中で

日曜日は思いっきり遊びました!
何をしたかと言うと…

森の中をZip Lineとロープウェイ!
台湾人、日本人合わせて13人の大人が
ギャーギャー騒ぎながら遊びました。

プエルト・リコのときと比べると
Zip Lineは低い位置にあり、短かったのですが、
合計6本くらいやったので、合計距離は同じかな。
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ロープウェイをやる頃にちょうど雨が降り始め、
ガイドのお兄さんがレインコートを貸してくれました。
と、言っても穴開き!笑
どっちにしろレインコートではしのげないような土砂降り。

だから頂上まで行っても霧だけしか見えません。
でもね、素敵だったのは「だったら想像しよう!」って
発想になってみんな好き勝手に自分で最高な景色を
思い描きながら進んだっていうこと。
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「虹が掛かってるよー!」
「マルティニーク島が見える!」などなど。
愉快な仲間たちと一緒だと、
悪天候なんて関係なく楽しめます。

実は今回のネイチャーツアー無料。
毎月のクリーンアップを見たこの公園の
マネージャーさんが無料で招待してくれたんです。
ありがとうございました!

父の日に、セントルシアでのお父さんと
子ども12人で素敵な思い出ができました。
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川口 恵

クリーンアップの目的

今月で7回目のクリーンアップ。
実は同僚からは「それは意味があるの?」と
批判的な言葉をもらっていました。
そして自分自身も拾った次の日にはゴミがたまっている現状を見て
この活動の目的を見失いかけていました。

でも、今月のクリーンアップは違いました。
私の目指すべき方向がはっきりと見えたのです。

それはまさにある人との出会いのおかげでした。
以前にも紹介した忍者です。
彼の仕事と私の活動をミックスさせることで、
この国の人々を正しい進むべき道へと導けると思いました。
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【私のゴミ拾いの目標】
・参加者が増えること
 →ゴミは落ちているべきではないと思い、行動する人を増やす
・人々から活動が認知されること
 →ゴミが落ちているべきではないと意識できる人を増やす
・スポンサー協力を多く得られること
 →ビジネスの一部としてゴミについて考え、
  ごみ処分方法を考え直す企業を増やす
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私がクリーンアップをまとめているという立場。
今後、周りから何を言われようと自分の軸がぶれないように
自分への宣言も兼ねて、ブログに書かせてもらいました。

ちなみに、今月は初めてスポンサー協力をもらい、
清掃後、参加者はスムージーを楽しみました。
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川口 恵

環境に良い取り組み

じゃん!
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今日ランチをしたお店にいた子です。
このお店が好きになったのは、この子のせい。

…いえ、それだけではありません。
ここのお店のコンセプトが「エコ」だったからです。

このストローはコーンスターチで作られています。
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感触はプラスチック製のものより固め。
そのため、捨てられて土に埋められる時に小さくなりやすい。
そして自然のもの(片栗粉)で作られているので分解される。

他にも、紙ナプキンは再生紙を利用して作られた茶色いもの。
持ち帰り用のビニール袋も特別に注文された、
おそらく分解されやすい性質のものでした。

なにも意識されずゴミが埋立場に運ばれているセントルシアで、
エコな取り組みをしている企業がいることを知り、
とても嬉しくなりました。

と同時に、私は今やっている活動を理解して
協力してくれる人はこういう所にいるんだな、
と新たな発見になりました。

もちろん食事も楽しみましたよ♪
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TownにあるGobbleというお店より。

川口 恵

農家

現在新しいプロジェクトを始めようとしています。
その下準備のため、最近農家を訪れることが多いです。

これまでの人生であまり関わることがなかった分野。
セントルシアが観光に力を入れる前は
農業が経済のメインでした。

さて、先日お会いした農家さんは、
その道何十年というベテラン。
自分が持っている知識は周りに伝えていかなければいけない、
と会った瞬間に言うほどの熱心な人。
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そしてその日一番の収穫は、
豚農家はホテルからの残飯を餌として使っているということ。
実は、私のプロジェクトはホテルからの残飯を使って
コンポストを作ろうというもの。
でも豚の餌としてもうリサイクルの循環ができているのであれば
それはそれで良いことです!

しかしそこにもまだ問題が。
ホテルに残飯をもらいに行く農家さんは、
全てのゴミの中から残飯だけを分けるという
作業をしなければいけない、ということ。
つまりホテルスタッフは分別をしていないのです。
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それはとても手間のかかることです。
もしホテルスタッフが分別をしてくれたなら、
忙しい農家さんの手間が省けます。

それに先日も書いたとおり、
この国も近い将来、ゴミの分別は行われるでしょう。
スタッフが普段から分別できるように訓練することは
将来を見据えて良いことのように思います。
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直接農家さんと話すことで
今まで気づけなかったことが見え、
私がお手伝いできそうなヒントも見つかりました。

やっぱり、人とのつながりって素晴らしいな、
と思った日でした。

川口 恵

ルシアン風お別れ会

金曜日の午後、私の配属先でお別れ会がありました。
38年間環境に関する省庁で働いた上司が
先月をもって退職されたのです。

会場はゴルフのクラブハウス。
ゴルフコースを見渡せるバルコニーも、
結婚パーティーの会場のような屋内も、
とても素敵な雰囲気でした。
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12:30パーティー開始。
そう聞いていましたが、例のごとく1時間半遅れ。
でも主賓が来るのをカーテンの陰で隠れて待っている時の
ドキドキワクワク感はたまりませんでした。

そして代表者から挨拶とプレゼント。
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歌のプレゼントもあって、感動的でした。
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ビュッフェ式のクレオール料理を堪能し、
スライドショーで思い出を振り返り、
デザートも食べて、そろそろ…
パーティーもお開きかな~…

いえいえ、これからですよ。
みんなが楽しみにしていたカラオケ大会!
上司はかつて歌手をしていた頃もあるとかで、
彼の低い歌声は本当にしびれます。
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歌って、踊って、大合唱して…
ルシアン風のお別れ会はしんみりするのはもちろん、
笑顔で楽しく終わる、素敵な会でした。

上司が「また退職したいな」なんて言ってました笑

川口 恵

大きな目標への小さな一歩

セントルシアでのゴミの出し方。
それはとっても簡単。

ビニル袋に入れて決まった曜日に
家の前に朝のうちに置いておく。

分別する必要はありません。
全部一緒の袋に入れて出せばよいだけ。

最初はとても戸惑いました。
生ゴミもペットボトルもガラスも一緒に捨てるなんて…

分別が当たり前の日本で暮らしてきたからというのもありますし、
環境隊員としてこの島の問題を見て来たからか
最近さらに心苦しく思い、何かできないかと思います。

そんなセントルシアでもゴミの分別の動きがあります。
それは先日ブログで紹介した忍者さんの会社です。
彼の会社のクライアントを訪れ、びっくり。
ペットボトル、ダンボール、電気製品、その他
と捨てる場所が分けられていました。
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正しく分けられていなかったり、
生ゴミが破れた袋から飛び出し悪臭を放っていたり
まだまだ課題はあるようですが、分別へ動き出していました。
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今は各家庭に分別を広げることなど夢のまた夢、
という感じですが、いつかは必ずそうなるはずです。
その為の第一歩が彼によって始まっていること、
そしてそれに私も協力できることに喜びを感じる今日この頃です。
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川口 恵

世界海洋デー

先日のブログでも書いた通り、
今日はWorld Ocean Dayです。

漁業関係を管轄する省庁が
今日ビーチでイベントを行うそう。
私は残念ながら別の予定があり参加できませんが、
昨日小学校に行って環境クラブのメンバーと一緒に
海やそこに住む生き物について考えました。
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地球の約7割を占める海。
そこには多くの動物が暮らしていますし、
もちろん私たち人間にとっても生活の糧となっています。

でもそんな海から必要以上に資源を採取したり、
はたまたゴミなどで汚染しているのは人間だけです。

地球上の870万種ともいわれる生物の中で
そのうちの1種である人間が
870万種を支える海を破壊しているのです。
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そんなことが許されるのでしょうか?
このままの状態を続けていいのでしょうか?

気づいていても、どう行動して良いかわからない人は多いでしょう。
私も今の立場にいなければ、何もできないままだったでしょう。
でも今は幸いなことに、私たちの将来を考えようと
訴えることができる境遇にいます。

学校やこのブログ上でも、
より多くの人にこの事実を知ってもらい、
考える機会を作ることが私のアクションです。
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みなさんも、このブログを読んで何か思ったら、
小さなことで構いません、行動してみましょう。

たとえば、海の生物について調べてみる、とか
道に落ちているゴミを拾ってみる、とかね。
それが私たちの将来を良い方向へ導いてくれることでしょう。

川口 恵