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それぞれの意見

教育の現場ではいつも何かしら問題が起こります。
(もちろんどんな現場でもそうでしょうが)

塾で授業をするようになってまず問題だったのは、
クラスのコントロールができないこと。
生徒のお喋りがとまらない。
これは完全に教師の責任です。
最初の2年でどれだけ苦労したか…。
(今思い返すと良い思い出ですが)

他にも生徒から予期せぬ答えが返ってきた時なんかは
こちらが準備できていないとパニックになります。
どんな答えにも対応できるよう、
「1のために10を、10のために100を準備しなければいけない」
と大先輩の先生から教えられたのを覚えています。

でも今回、その予期せぬ答えに慌ててしまいました。
以前からやっている、気球の授業。
気球「セントルシア号」から何を手放すかという授業です。
いらない順をグループ内で話し合うのですが、
あるグループがクレオール語を最初に挙げました。
理由は班員全員がクレオール語を話せないし、使わないから。
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クレオール語はカリブ地域に残る伝統的な文化の一つで、
私的には大事にしてほしいと思っていた一つでした。
でもそのグループは一番にいらないと言う。
クレオール語しか話さない人は
違う言語を使えば良いと主張していました。

その時間はグループ内の時間で、
私はそのグループだけを相手に話していました。
どうやってもう一回考え直させるかと困っていましたが、
もう全体で振り返りをする時間。
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しかしその振り返りの時間が私を救ってくれました。
そのグループが発表すると周りからどよめきが起きたのです。
それまでは自信満々だったメンバー。
でも周りから「それは私たちの大事な文化だ」
「それが無くなったら、海外にアピールできるものが減る」
など色々な意見が出され、少し困った顔になっていました。
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もちろん、気球の授業に一つの答えはありません。
言語がないと困る理由もそれぞれにあるでしょう。
でも大事なのはそうやってみんなで話し合うこと。
様々な生き物、様々な文化、様々な意見が交錯する地球ですが、
その地球は宇宙に一つしか存在しません。

だからこそ、地球の運命はみんなで話し合わなければいけない。
この授業を通してその大切さが伝われば良いと、思っています。
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川口 恵

先週は私がドミニカに行っていたので、
他のボランティアに日本語教室をお願いしていました。

その授業がとても面白かったらしく、
今週教室に行くと新しく覚えた単語を使いながら
何をやったか話してくれました。

こうやって、私以外の日本人とも関われる機会を作りたい、と
私がいる時にも他のボランティアに来てもらったりしています。

さて、今週はサッカーの試合があったとかで
生徒が少ししか来ていませんでした。
なので、授業内容を急きょ変更。
折り紙教室をしました。

しかも今回挑戦したのは、鶴!
基本と言えば基本ですが、折り紙初心者には難関。
でもみんなセンスがある~!
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三角、四角なんて言葉も覚えながら
一人二羽ずつ折りました。

途中から美術隊員として新しく赴任したボランティアも参加。
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日本語で数を数え、千羽鶴の話をして、
残りは宿題ね!って言ったら「え~!無理~!」だって。
冗談だから、安心してね。笑い

彼女にとっては素敵な王冠になっていました。
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川口 恵

環境クラブ

2、3月は各学校ともスポーツ行事が多く、
なかなかクラブ活動ができていませんでした。
が、今日は久々に小学校で環境クラブ。

みんな久々に会うのに私の名前を憶えてくれてました。
「こんにちは」と挨拶してくれる子も。
やっぱり学校で子ども達と会えるのは嬉しい時間です。

さて、今日はゴミの分解について考えました。
以前違う学校でもやりましたが、
今回も大盛り上がり。
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3グループに分かれて、分解にかかる時間順に
カードを並べます。
順番があってても、時間をピタリと当てるのは難しい!
でもみんな大声で色々な答えをくれます。
そして正解すると大喜び。
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楽しく、でも大切な内容を学べるようにすること。
これはどんな場所でも共通する私の教育に関する目標。

来週はどんなことをやろうかな♪

川口 恵

家族

長く更新を怠っていました。
すみません。

なぜかというと、日本から母と妹が遊びに来てくれていたんです。
10日ほど休暇をもらい、10か月ぶりに
家族水入らずな時間を過ごしていました。

空港で二人の顔を見たときには嬉しくて
三人抱き合って喜びました。

セントルシアももちろん案内しましたが、
カリブ海の他の島も行きたいということで、
ドミニカ国にも6日間行ってきました。

詳しくは追々ブログに書いていきます。
が、今日はとにかく家族に会えた喜び、
そして来てくれた二人への感謝を記し、
終わりにしたいと思います。

もうセントルシアを旅立ってしまったけど、
二人とも地球の反対側まで来てくれて
本当にありがとーう!!
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川口 恵

海賊!?

ドミニカに着いて、地図をもらいました。
そこにはいくつものどくろマークが…。
なんだろうと見てみると、
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の
撮影地を示すマークでした。

セントルシアにも撮影に使われた海賊船(レプリカ)があります。
今月初旬に行ったセントビンセントで島巡りをした時にも
ここで「あのシーンが撮られた」と教えてもらいました。

せっかくだからドミニカでもその撮影地を見たい!
ということで行ってきました。
インディアン川でのクルーズです。
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小さな船に乗り、魔女が住む水辺の村(詳細は忘れました)の
撮影地を見学しました。
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クルーズのメインはそれだけでなく、川を上った先の
プランテーションを散策し、熱帯ならではの植物を見ました。
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『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作が公開になる前に、
今までのシリーズをおさらいしておこかな。

川口 恵

ドミニカへ

ドミニカと聞いて世界地図のどのあたりかわかりますか?
それよりも前に、
ドミニカ共和国とドミニカ国があることを知っていますか?

今回母と妹と一緒に訪れたのはドミニカ国。
ここにあります。
あ、ちなみにこの地図は東カリブ海です。
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自然が豊かだからメグにぴったりだよ、
とセントルシア人の友達に勧められて決めました。
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飛行機の窓から眺めてその意味を理解しました。
見渡す限り緑。山。
飛行機が森の中に着陸するのかというくらい
飛行場ぎりぎりまで森が迫っていました。

最初の二晩を過ごしたカリビシという村は
本当にのどかで、遠浅な海を眺めながら
何時間でもぼーっとしていられました。
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大西洋側ということもありビーチは荒波でしたが、
砂浜で波の音を聞きながらハチドリを観察したり、
たまたま通りかかったチョコレート工房で
ドミニカ産カカオを使った美味しいチョコをゲットしたりと
素敵な旅の予感がしたドミニカ初日でした。
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ドミニカの地ビール『クブリ』と。

川口 恵

文字

じゃん!
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日本語教室の生徒たちは自分の名前をひらがなで書けるんです。
すごいでしょ?
毎回のプリントに記名欄があるので、
そこで練習するようにしています。

普段は声に出す練習がほとんどなのですが、
今回は簡単な漢字を紹介しました。
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木がtreeという意味を持つことを教え、
木が二つなら?
木が三つになったら?
とクイズを出しました。

boosh, forestなど答えがすぐに出てきました。
素晴らしい!

人の隣に木が来ると…
これは少し難しかったですが、
それでもいろんな発想が飛び出し楽しい時間になりました。

15名ほどのメンバーが固まりつつあり、
それぞれ熱心に、楽しく勉強してくれている。
そう感じられ、嬉しい日本語教室です。
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川口 恵

巨大

…なムカデが出ました。

あ、でも安心してください。
家の中ではありません。
コンポストの中です。
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これもきっとコンポストに沢山栄養がある印なのでしょう。
それにしても大きかった…。
今日はたまたま女子生徒が手伝いに来てくれていたのですが、
みんな「キャーーーー」という反応。
私も一緒に叫んでいました。

でもその後、勇気を出して作業。
普段は農業科学の勉強をしている生徒なので
実施に畑作業をすることはありません。
そんな子たちが毎週コンポストの作業をしてくれている。
それだけでも嬉しいことです。
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これが畑で使えるようになるにはまだ時間がかかりますが、
そこでできた野菜を見るのが楽しみです。

川口 恵

何年かかる?

久しぶりにBalataの小学校で授業。
みんなに会ったのは2週間ぶりかな?

先生から、
生徒が会いたがってたよ~と言われて嬉しくなりました。

今日の授業はゴミの分解について。
・ペットボトル
・洋服
・新聞紙
・乾電池
・発泡スチロール
・リンゴの芯
・チューイングガム
これらが分解されやすい順に並べてみよう。
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日本では焼却処理をしていますが、
セントルシアでは埋め立てるだけ。
じゃあ、埋め立てればゴミが消えるの?
そんな事はあり得ませんよね。

それなら、このまま大量消費の生活を続けていたら
セントルシアはどうなるのでしょう?

日本だって同じです。
焼却して量は減らしていますが、埋め立てるのは一緒。
それに焼却により二酸化炭素が発生し、
地球温暖化が進行してしまいます。

私たちにできることは、ということで4Rを紹介。
エコバッグという概念が浸透していないので、
私がビニル袋を断っている(Refuse)と話すと
生徒たちは驚いているようでした。

こういうちょっとした行動が大切なんだって
わかってもらえると嬉しいんですが、
わかってから行動に移すのはまた別問題なんだよね~
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****答え****
リンゴの芯⇒新聞紙⇒ガム⇒ペットボトル⇒電池⇒発泡スチロール
(※お断り
量や質にもよるので絶対とは言い切れません。)

川口 恵

嬉しい紛失

久しぶりに行ったら…
以前生徒と一緒に観察したコンポストが空になってる!!!!
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え~~~~!どういう事だ!?

せっかく生徒と一緒に微生物が好きな培養液も作ったのに…
そして今日はその液をコンポストに投入しようと思ったのに…

と、オロオロ、ウロウロしていると
目に入って来たのがこちら。
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ん!?
これはまさか…!!??

そうなんです。
メンテナンス担当のMr.Maricが
花壇にレタスとネギを植えたようなのです。
しかもコンポストを使って!!!

わーい!わーい!

コンポストを作るだけでなく、それを使ってこそ意味がある。
Mr.Maricも誇らしげに報告してくれました。

こういう循環ができると良いんだよな~~♪

川口 恵