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KARATE

空手、始めました。
今週から。

日本人だと知ると「空手できる!?」とよく聞かれます。
空手どころか武道を何もしたことがない私。
でもキラキラした目で質問してくる子供たちを
毎回がっかりさせているのがどうも気がかりでした。

そしてたまたま知り合った人から道場に来てみないかと誘われ
一回体験してみるのも良いかなと訪れることに。
するとそこは白い胴着に黒い帯を締めた人たちが
真剣な目をして日本の空手をしているという不思議な空間でした。
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「カッコいい。」
素直にそう思いました。
今までなぜ知らなかったのだろうとも思いました。
そして、週に3回のレッスンに通うことに決めたのです。

初日は姿勢とパンチという基本のき。
でもその中にも沢山の発見が。
人の弱点、視線による視野の違い、左右対称の法則など。
そしてルシアンに日本文化を教わるという不思議な感覚。

Black Belt(黒帯)までは厳しくても、
空手やるんです!って胸張って言えるくらい
練習して日本に帰ろうと思います。
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川口 恵

嬉しい出来事

コンポストを導入したSecondary School。
農業科と一緒に作業をし、行く行くは彼らに自主的に
作業をしてもらいたいなと考えていますが、
実際は私が毎週の日本語教室の前に
彼らの教室へ行き、「誰か手伝って~」と
声をかけて連れ出すのが常でした。

しかーし!!!
今週は教室に行く途中で
コンポスト付近に生徒が集まっているのを発見!
ん?農業科以外の生徒がいたずらでもしているのか?
と思ってしまいましたが、教室に着くと先生が
「もう生徒が行ってるよ」と言う。
え!?まさか自分たちで作業をしているの!!?

コンポストでは3人の男子生徒がかき混ぜ作業中でした。
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素晴らしい!!!
本当に本当に嬉しくて仕方ありませんでした。

これが続いてくれれば…
また来週も期待してるぞ!

川口 恵

習字

毎週中学校の放課後にやっている日本語教室では、
言語だけではなく、文化も教えたいと思っています。
そこで、4週に1回はCulture lessonの時間とし、
その初回はみんなでCalligraphy(習字)に挑戦しました。

筆で字を書くなんて初めての生徒たち。
座る時の姿勢、筆の持ち方、基本的な筆の動かし方などを
説明しながら実際に新聞紙に練習しました。

そして事前に準備しておいたお手本を配布。
印も発泡トレーで作りました♪
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これを見ながら自分の名前を練習します。
半紙はなかったので新聞で練習した後、
白い画用紙に清書をします。

なかなか思うように書けないと言って
清書を渋る生徒もいて、一生懸命さが伝わってきました。

私も小学生のころから習字教室に通っていたので、
このlessonはやりたくて仕方ありませんでした。
実現できてよかった!
何より自分が一番楽しかったです^^
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川口 恵

すでに…

小学校でもコンポストを始めたい!
そう思って毎週行っている小学校へ。
先週、ゴミについての授業をしたので
今日は実際に外へ出て作業をします。

と言っても、実はこの学校には
すでにコンポストの場所があり、メンテナンス担当のおじさんが
刈った草をそこに集めていました。
話を聞くともうかれこれ1年ほどになるらしい。
でも、ただ草を積み上げているだけでかき混ぜたりはしていません。

中はどうなっているのかとシャベルで掘り出してみると
驚くことに、そこにはたい肥化している草が。
良い腐葉土になってそこにありました。
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つまり、毎日かき混ぜたり、温度を計ったり…
という作業をせずともコンポストは簡単にできるということ。
面倒な作業がなくとも埋立地に行くゴミを減らせる!
これはとても素敵なことです。

生徒に実物を見せることができ、
さらにキッチンからの生ゴミも投入するようにお願いし、
今回のコンポスト授業は無事終了しました。

刈った草だけでも処理場行きを減らせれば、
年中夏で草が生い茂るこの国のゴミ削減に
少し協力できたことになるのではないかな…。

そう信じて、他の学校でも広めていきたいです。
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川口 恵

モデル校

コンポストを行っている学校がある、
と知り合いから情報を得たので
様子を見ようと訪問してきました。

それはグロスレイ・セカンダリーという中学校。
着いてびっくり。
農業科が大きな畑を所有していました。
しかも屋根付き!
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私がコンポストを始めた学校は、
コンポストができてから畑を開墾していたくらいなので
その差にびっくり。予算の関係もあるのかしら…

先生に案内をお願いして早速コンポストへ。
小屋のようなコンポストの施設は
枯草を置く所と、馬の糞を置く所に分かれていました。
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生ごみを使用する代わりに、馬の糞を使用し、
3か月ほどで畑の肥料として使っていました。

ここは先生によってしっかり運営されている。
私が行っている学校でも、学校側が自主的に運営できるように
促していかなければ、私の任期後は使われなくなってしまう。

モデル校を発見できたことは、
次への大きなステップになりそうです。
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川口 恵

湿地の日

2月2日は「国際湿地の日」でした。
私の実家の目の前はラムサール条約の登録地だったのですが、
こんな日があることを今まで知らずにいました。

さて、セントルシアではこの日に何があったかというと、
その週末にマングローブ林の清掃イベントがありました。

以前マングローブ林へ行った時は、
長靴を持っていなかったために中までは入れませんでした。
そこで今回は大家さんに長靴を貸してもらい、
しっかりと準備をして臨みました。
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早朝からにも関わらず沢山人が集まっていました。
でも長靴を持ってきていた人は10名程度。
そこで長靴部隊『ブーツ・クルー』が誕生。
私もそのクルーの一人としてマングローブ最前線へ。

人が立ち入ることがないマングローブ。
でも潮の流れがゴミを運んできます。

長く海を漂っていたであろうコケの生えたペットボトル。
波にさらわれて持ち主の元へ帰れなかったサンダル。
浜辺で宴を楽しんだ後、忘れられたワインボトル。
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渡されたゴミ袋はすぐにいっぱいになりました。
気が付くと長靴もズボンも顔も泥だらけ。
でも私たちブーツ・クルーはそれに誇りを持っていました。

たった半日だけ一緒だったグループですが、
一体感ができた素敵なメンバーでした。
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川口 恵

ようやく

だいぶ前に作成した環境すごろく。
それを使う時がようやく来ました。

使ったのは小学校のクラブ活動です。
駒は校庭から探してきました。
小石を見つけては次々に見せてきてくれます。
いつのまにかメンバー以外の子も交ざってすごい数に。
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教室に戻ったメンバーでゲームを始めようとすると…
低学年の回では、スタート地点に駒を置くだけで時間がかかる。
しかも自分の駒がどれかわからなくなり騒ぐ。
サイコロを振った瞬間に誰かが取り上げてしまい、数がわからない。

と問題だらけ…。
低学年のみんなには高度な遊びだったんだと反省。
来週はプランをよく考えようと思います。
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さすがの高学年はちゃんとルールを理解してくれ、
途中に用意していた環境クイズもできました。
ただ、時間が足りなくて誰もゴールできなかったけどね。

機会があればまたやりましょう。
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川口 恵

8か月目

セントルシアに来てから8か月目に入りました。
あっという間に半年を越えてしまった…
これで協力隊生活の1/4が過ぎたことになるんですね。
Time flies!!

今学期からの学校授業、2巡目の今週、
新しくコンポストを始めたい学校での導入授業をしてきました。
家庭ゴミの中で、生ゴミが半分以上を占めることを話しました。

ゴミが埋立地に行っていること、
その埋立地が生徒たちが二十歳になることには
許容量を超えてしまうことを話しました。

そうなったらどうする!?
子ども達から出てきたの答えは
「埋立地を別の場所に移す」
「船で運んで海に埋める」などなど。

もちろん、アイディアを出してくれたこと自体は悪くないけど、
そうした場合に起こることってなんだろう?

以前の授業で見せた魚がゴミを食べる写真を思い出して
ハッとしてくれる子もいたので少し安心。

淡路島ほどしかないこの国で
増え続けるゴミの処理方法は大きな問題です。

日本ではどうしているの?と質問され
燃やしているんだよというと驚いていました。

世界の色々な例を紹介するのも良い方法かも、
とヒントを得たのでした。
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川口 恵

将来の自由

あなたの将来の夢ってなんですか?

先週、二十歳の友達とそんな話になりました。
彼は映像関係に興味があり、
将来は自分の会社を持ちたいと考えています。
現在も小さい映像会社に勤めています。

マンダリン(中国語の一種)と日本語を勉強中で、
私と英語で話していても、日本語が自然に出てきます。
そんな彼は自分の会社を持つ前に、
もっと色々な世界が見たいと言っています。
世界に旅に出て、知らない文化を体験したい、
自分の持っていないような考えの人と会ってみたい、
と目をキラキラさせて話していました。

でも彼はそれは叶わない夢だとも言いました。
彼の両親にとっては唯一の息子。
両親は家族の信仰する宗派の女性と結婚し、
一族を繁栄させてほしいと考えています。

国内で会社を持つ分には良いが、海外には行ってほしくない。
例え素敵な女性に出会っても、宗派が違えば受け入れられない。

彼は両親が大好きなので、小さい頃から
両親の期待に応えようと頑張ってきました。
友達が小さい頃にしてきた悪い遊びは一切したことがありません。
友達と同じゲームをしたことがないと、疎外感を感じるのは
子どもだったことがある人には想像に難くないでしょう。

誰だって、両親の期待には応えたい。私もそうです。
でももし自分のやりたいことが両親の望まないことだったら。
二十歳になった彼は子どものときと違い、
身体的にも、精神的にも、金銭的にも
やりたいことを自由に実行できます。

でもそこに宗教だったり、家族だったりという壁がある。
その壁は一生壊せないものなのかもしれません。

私は彼になんと言ってよいのかわかりませんでした。
と同時に、自分の環境や家族に改めて感謝しました。
私に本当の自由を与えてくれてありがとう。
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川口 恵

成功の感覚

誉田進学塾で働き始めてから、
人にものを教えることの難しさを感じています。
答えを教えることは簡単です。
でも私がやりたいのは人に気づかせる授業。

そんな授業ができたと感じた経験は
働き始めてて3年間、片手に収まるほどです。
でもその時の喜びは計り知れません。

そして昨日、その喜びを久しぶりに感じました。
授業内容は以前もやった気球「セントルシア号」。
エンジン故障により荷物を捨てなければいけないという
セントルシアの大切なものをランキング付けするワークです。
(3つ前のブログを参照)

以前やった学校では、私の説明不足から生徒に良い
気づきを体験させることができず消化不良でした。
そこで昨日は少し授業の構成を変更。
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すると、グループ内でランキングを話し合う最終段階で、
予想していなかったことが起こりました。
なんと、「決める時間が足りない!」
「もっと話し合う時間がほしい!」というグループが出たのです。
中には終了時間ぎりぎりですべての欄を消してしまったり、
男の子一人で決めていたグループが改めて話し合いを始めたり。
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発展を選ぶか、自然を選ぶか。とても難しい選択です。
それに気づいた生徒がもっと話し合いたいと言ってくれた。
私はそのとき、この授業の成功を感じました。
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両方選べる良い方法もあるはず。
生徒たちにはもっと勉強して
そんな素敵な方法を見つけたいね、と話しました。