記事一覧

すでに…

小学校でもコンポストを始めたい!
そう思って毎週行っている小学校へ。
先週、ゴミについての授業をしたので
今日は実際に外へ出て作業をします。

と言っても、実はこの学校には
すでにコンポストの場所があり、メンテナンス担当のおじさんが
刈った草をそこに集めていました。
話を聞くともうかれこれ1年ほどになるらしい。
でも、ただ草を積み上げているだけでかき混ぜたりはしていません。

中はどうなっているのかとシャベルで掘り出してみると
驚くことに、そこにはたい肥化している草が。
良い腐葉土になってそこにありました。
ファイル 211-1.jpg

つまり、毎日かき混ぜたり、温度を計ったり…
という作業をせずともコンポストは簡単にできるということ。
面倒な作業がなくとも埋立地に行くゴミを減らせる!
これはとても素敵なことです。

生徒に実物を見せることができ、
さらにキッチンからの生ゴミも投入するようにお願いし、
今回のコンポスト授業は無事終了しました。

刈った草だけでも処理場行きを減らせれば、
年中夏で草が生い茂るこの国のゴミ削減に
少し協力できたことになるのではないかな…。

そう信じて、他の学校でも広めていきたいです。
ファイル 211-2.jpg

川口 恵

モデル校

コンポストを行っている学校がある、
と知り合いから情報を得たので
様子を見ようと訪問してきました。

それはグロスレイ・セカンダリーという中学校。
着いてびっくり。
農業科が大きな畑を所有していました。
しかも屋根付き!
ファイル 210-1.jpg

私がコンポストを始めた学校は、
コンポストができてから畑を開墾していたくらいなので
その差にびっくり。予算の関係もあるのかしら…

先生に案内をお願いして早速コンポストへ。
小屋のようなコンポストの施設は
枯草を置く所と、馬の糞を置く所に分かれていました。
ファイル 210-2.jpg

生ごみを使用する代わりに、馬の糞を使用し、
3か月ほどで畑の肥料として使っていました。

ここは先生によってしっかり運営されている。
私が行っている学校でも、学校側が自主的に運営できるように
促していかなければ、私の任期後は使われなくなってしまう。

モデル校を発見できたことは、
次への大きなステップになりそうです。
ファイル 210-3.jpg

川口 恵

湿地の日

2月2日は「国際湿地の日」でした。
私の実家の目の前はラムサール条約の登録地だったのですが、
こんな日があることを今まで知らずにいました。

さて、セントルシアではこの日に何があったかというと、
その週末にマングローブ林の清掃イベントがありました。

以前マングローブ林へ行った時は、
長靴を持っていなかったために中までは入れませんでした。
そこで今回は大家さんに長靴を貸してもらい、
しっかりと準備をして臨みました。
ファイル 209-1.jpg

早朝からにも関わらず沢山人が集まっていました。
でも長靴を持ってきていた人は10名程度。
そこで長靴部隊『ブーツ・クルー』が誕生。
私もそのクルーの一人としてマングローブ最前線へ。

人が立ち入ることがないマングローブ。
でも潮の流れがゴミを運んできます。

長く海を漂っていたであろうコケの生えたペットボトル。
波にさらわれて持ち主の元へ帰れなかったサンダル。
浜辺で宴を楽しんだ後、忘れられたワインボトル。
ファイル 209-2.jpg

渡されたゴミ袋はすぐにいっぱいになりました。
気が付くと長靴もズボンも顔も泥だらけ。
でも私たちブーツ・クルーはそれに誇りを持っていました。

たった半日だけ一緒だったグループですが、
一体感ができた素敵なメンバーでした。
ファイル 209-3.jpg

川口 恵

ようやく

だいぶ前に作成した環境すごろく。
それを使う時がようやく来ました。

使ったのは小学校のクラブ活動です。
駒は校庭から探してきました。
小石を見つけては次々に見せてきてくれます。
いつのまにかメンバー以外の子も交ざってすごい数に。
ファイル 208-1.jpg

教室に戻ったメンバーでゲームを始めようとすると…
低学年の回では、スタート地点に駒を置くだけで時間がかかる。
しかも自分の駒がどれかわからなくなり騒ぐ。
サイコロを振った瞬間に誰かが取り上げてしまい、数がわからない。

と問題だらけ…。
低学年のみんなには高度な遊びだったんだと反省。
来週はプランをよく考えようと思います。
ファイル 208-2.jpg

さすがの高学年はちゃんとルールを理解してくれ、
途中に用意していた環境クイズもできました。
ただ、時間が足りなくて誰もゴールできなかったけどね。

機会があればまたやりましょう。
ファイル 208-3.jpg

川口 恵

8か月目

セントルシアに来てから8か月目に入りました。
あっという間に半年を越えてしまった…
これで協力隊生活の1/4が過ぎたことになるんですね。
Time flies!!

今学期からの学校授業、2巡目の今週、
新しくコンポストを始めたい学校での導入授業をしてきました。
家庭ゴミの中で、生ゴミが半分以上を占めることを話しました。

ゴミが埋立地に行っていること、
その埋立地が生徒たちが二十歳になることには
許容量を超えてしまうことを話しました。

そうなったらどうする!?
子ども達から出てきたの答えは
「埋立地を別の場所に移す」
「船で運んで海に埋める」などなど。

もちろん、アイディアを出してくれたこと自体は悪くないけど、
そうした場合に起こることってなんだろう?

以前の授業で見せた魚がゴミを食べる写真を思い出して
ハッとしてくれる子もいたので少し安心。

淡路島ほどしかないこの国で
増え続けるゴミの処理方法は大きな問題です。

日本ではどうしているの?と質問され
燃やしているんだよというと驚いていました。

世界の色々な例を紹介するのも良い方法かも、
とヒントを得たのでした。
ファイル 207-1.jpg

川口 恵

将来の自由

あなたの将来の夢ってなんですか?

先週、二十歳の友達とそんな話になりました。
彼は映像関係に興味があり、
将来は自分の会社を持ちたいと考えています。
現在も小さい映像会社に勤めています。

マンダリン(中国語の一種)と日本語を勉強中で、
私と英語で話していても、日本語が自然に出てきます。
そんな彼は自分の会社を持つ前に、
もっと色々な世界が見たいと言っています。
世界に旅に出て、知らない文化を体験したい、
自分の持っていないような考えの人と会ってみたい、
と目をキラキラさせて話していました。

でも彼はそれは叶わない夢だとも言いました。
彼の両親にとっては唯一の息子。
両親は家族の信仰する宗派の女性と結婚し、
一族を繁栄させてほしいと考えています。

国内で会社を持つ分には良いが、海外には行ってほしくない。
例え素敵な女性に出会っても、宗派が違えば受け入れられない。

彼は両親が大好きなので、小さい頃から
両親の期待に応えようと頑張ってきました。
友達が小さい頃にしてきた悪い遊びは一切したことがありません。
友達と同じゲームをしたことがないと、疎外感を感じるのは
子どもだったことがある人には想像に難くないでしょう。

誰だって、両親の期待には応えたい。私もそうです。
でももし自分のやりたいことが両親の望まないことだったら。
二十歳になった彼は子どものときと違い、
身体的にも、精神的にも、金銭的にも
やりたいことを自由に実行できます。

でもそこに宗教だったり、家族だったりという壁がある。
その壁は一生壊せないものなのかもしれません。

私は彼になんと言ってよいのかわかりませんでした。
と同時に、自分の環境や家族に改めて感謝しました。
私に本当の自由を与えてくれてありがとう。
ファイル 206-1.jpg

川口 恵

成功の感覚

誉田進学塾で働き始めてから、
人にものを教えることの難しさを感じています。
答えを教えることは簡単です。
でも私がやりたいのは人に気づかせる授業。

そんな授業ができたと感じた経験は
働き始めてて3年間、片手に収まるほどです。
でもその時の喜びは計り知れません。

そして昨日、その喜びを久しぶりに感じました。
授業内容は以前もやった気球「セントルシア号」。
エンジン故障により荷物を捨てなければいけないという
セントルシアの大切なものをランキング付けするワークです。
(3つ前のブログを参照)

以前やった学校では、私の説明不足から生徒に良い
気づきを体験させることができず消化不良でした。
そこで昨日は少し授業の構成を変更。
ファイル 205-1.jpg

すると、グループ内でランキングを話し合う最終段階で、
予想していなかったことが起こりました。
なんと、「決める時間が足りない!」
「もっと話し合う時間がほしい!」というグループが出たのです。
中には終了時間ぎりぎりですべての欄を消してしまったり、
男の子一人で決めていたグループが改めて話し合いを始めたり。
ファイル 205-2.jpg

発展を選ぶか、自然を選ぶか。とても難しい選択です。
それに気づいた生徒がもっと話し合いたいと言ってくれた。
私はそのとき、この授業の成功を感じました。
ファイル 205-3.jpg

両方選べる良い方法もあるはず。
生徒たちにはもっと勉強して
そんな素敵な方法を見つけたいね、と話しました。

優秀です。

そう、優秀なんです。
私が行っている日本語教室の生徒たちが。

日本に興味のある子ばかりだという事もありますが、
新しい言葉を教えると、
すぐに正しく発音して、それを使って会話練習ができます。
それに「これは何て言うの?」と質問も。
ファイル 204-1.jpg

ペアで会話練習をしたり、
クラス全体でワードビンゴをしたり。
生徒たちが次々に吸収しているのを肌で感じます。
ファイル 204-2.jpg

他にも嬉しいのは、先週来てくれた生徒が
自分の友達を連れてきてくれたこと。
生徒同士でわからない所を教え合っていたこと。
違う学年や違う学校の生徒でも仲良くなっていること。
ファイル 204-3.jpg

人が集まると素敵なことがたくさん起こりますね。
来週はどんなことが起こるかな。

川口 恵

初日

新しい学校での活動が始まりました。
放課後に行う「環境クラブ」です。

初日は私と日本の紹介。
自己紹介は決まって「メグ」と名乗ります。
簡単に覚えられるし、クレオール語の言葉でもあるからです。

「こんにちは、私はメグです。
 でも、私はメグではありませんね。」

ちょっと笑いが起こります。
なぜってメグはクレオール語で小さいとか細いという意味だから。

場が温まったら日本語で挨拶をしたり、
日本文化の紹介。
今日は折り紙を紹介しました。

何ができるのか、みんな注意して聞いてくれます。
ファイル 203-1.jpg
一つ目の下級生クラス。

これはなんだ~~~?
ファイル 203-2.jpg
上級生クラス。

正解はこれ!
みんなでパクパクして遊びました。
ファイル 203-3.jpg

子ども達の笑顔は、いつでも私の元気の源です。

川口 恵

何が大切?

今週から学校での授業が始まりました。
最初の小学校は主要道路から内陸に入った小さな学校。
一学年には20人くらいしか生徒がいません。

学校に着くと、久々に会う顔がたくさん。
まだ2回しか来たことはありませんが
生徒の方も私のことを覚えてくれていて、
「メグだ、メグだ!」と恥ずかしそうに呼んでくれました。

今日の授業では、セントルシアにとって大切なものは?
という少し広大なタイトルで進めていきました。

セントルシアという気球がエンジン故障のため
落下してしまいそう。
助かるためには、何かを捨てなければいけません。
では、みんなで捨てる順番を考えてみよう、という内容。

車?ホテル?ビーチ?
それともピトン火山?

自分の順番が決まったら、今度はペアで考えます。
違う考えの相手と話し合って一つの順に決める。

車がなくなったら移動手段がなくなるね。
プランテインは無くなってもいいんじゃない?
など色々な意見が出てきました。

正解なんてない、このアクティビティー。
ただ、ホテルを建てるなら、綺麗なビーチは汚される…
そうやって両立の難しさを考えられたら、
この時間は意味のあるものだったと言えるでしょう。
ファイル 202-1.jpg

川口 恵