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[巻頭言2021/08より] 思考力を問う問題

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Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2021年08月号)

思考力を問う問題

 この稿の締切の今日(7/14)、県教委から公立高校入試についての大きなニュースが飛び込んできた。来春の入試で、千葉高が学校選択実施の検査に「思考力を問う問題」を採用するという(blogに一部既報)。

 発表直後のため、詳細は不明な部分が多いが概要をまとめる。今春2021年入試で前後期制が廃止され1回入試になったことに伴い、入試要項の学校設定検査も一部変更になった。従来、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題、その他の検査から一つ以上の検査を実施となっていて、ほとんどの高校が面接、千葉高などの上位校では作文だった。一本化に伴い、その他検査に県教委作成「思考力を問う問題」の記載が追加された。ただし、昨年はコロナ禍で学校休校が長期に渡ったため、一部範囲を出題しない予告とともに、受験生に過度の負担をかけないとしてこの出題も見送りになったという経緯がある。

 今回、千葉高で作文から変更して、初の採用となる。

 これが印刷されてお手元に届く頃に出題方針が公表の見通し(その後サンプル問題も公開予定)で、現時点では推測でしかないが、先行する東京、埼玉、大阪などの例や、思考力をみるという趣旨と、大学入試共通テストなどの一連の流れが参考になりそうだ。それらの形式などには、いろいろな評価もあるが、入試で、思考力を重視するという方向は大歓迎である。とくにここ数年、出題がパターン化され、差がつきにくくなっていた難関校で、考える力をきちんと鍛えた生徒が有利に選抜される仕組みに変わることは、とても望ましい。今後採択する学校も増えるだろう。

 受験生は、それを念頭にパターン化した訓練や暗記に頼ることなく、しっかりと、正しいアプローチで、未知の力を解決する力、「真の学力」を地道に磨いてほしい。

 それが実現できる講習、そしてラストスパートとなるように全力で準備します。

※この内容は2021/08塾だよりに掲載したものです。
 出題例のサンプル問題は、先日県教委から公表された。うちの塾ではすぐに分析している。
 実際に解いてみたが、数学は少々物足りない気がするが、英語と国語は記述部分が多く配点も高い。思考力を問う、かつ表現力をみるという狙いだろう。初年度だからいろいろと手探りなのかもしれない。また2年目以降は採用する学校が増える動きも予想される。
 いずれにしても、思考力とは何か、そしてそれはどうやって伸ばすのかという根源的な重要命題に対して、正面から取り組んでいきたい。
 まだまだ私たちには課題はたくさんある。イコール、私たちには伸びる余地がたくさんある、ということである。